会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

サントリー飲料会社、来夏にも上場へ(産経より)

サントリー飲料会社、来夏にも上場へ

サントリーホールディングス傘下の飲料会社が東証に上場するという記事。

「サントリーホールディングス(HD)が、傘下で清涼飲料事業を手がける「サントリー食品インターナショナル」(本社・東京)を来夏にも東京証券取引所に上場させる方針を固めたことが12日、分かった。時価総額は1兆円規模、上場で得られる資金は約5000億円にものぼるとみられる。調達資金をもとに海外でのM&A(企業の合併・買収)を強化するねらいだ。」

持株会社ではなく子会社の上場という点が気になりますが、持株会社の上場が難しいような事情があるのかもしれません。

EDINETでみてみると、サントリーホールディングスはトーマツが監査しており、この上場予定の会社の監査人もおそらくトーマツなのでしょう。

会計処理の面では、持株会社の連結において、現在検討中の企業結合会計の改正の影響があるはずです。具体的には子会社の増資に関する連結上の処理です。しかし、来年の上場(その時に増資)ということであれば、現行基準で処理することになるのでしょう。(上場する会社自体には関係のない話ですが)

サントリー、飲料子会社の上場検討 時価総額1兆円規模(朝日)

これで非上場の大企業(かつそこそこの業績をあげている会社)は残り少なくなってきました。一方、海外の話ですが、非上場を継続するという企業もあるようです。

「イケア、今後も非上場を維持」 創業者カンプラード氏(AFP)

「・・・「非上場企業のままでいることがイケアの驚異的な成功の主因の1つになっている」との認識を示した。」
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