首相官邸で「クリーンエネルギー戦略」に関する有識者懇談会の初会合が開催されたという記事。カーボンプライシングを検討するそうです。
「首相は会合で「気候変動問題は新しい資本主義の実現で克服すべき最大の課題だ」と述べた。官民の投資を「少なくとも倍増させ、新しい時代の成長を生み出すエンジンとしていく」と言明した。
クリーンエネルギー戦略は2021年12月に経済産業省が有識者会議で議論を始めたが官邸は直接関わっていなかった。これを首相主導で決める政権の主要課題に据え直し、環境省など他省庁も巻き込んで推進力を強める。」
「カーボンプライシングは政府が税率を設定して企業や家庭に税金を課す「炭素税」や温暖化ガスを多く出す企業が排出枠を買い取る「排出量取引」が代表例だ。これまで環境省と経産省がそれぞれ検討を進めてきたが結論は出ていない。」
「クリーンエネルギー戦略」に関する有識者懇談会(首相官邸)
首相の発言より。
「萩生田経済産業大臣取りまとめの下で、山口環境大臣と共に、送配電インフラ、蓄電池、再エネ始め水素・アンモニアなど非炭素電源、安定、低廉かつクリーンなエネルギー供給の在り方、需要側の産業構造転換や労働力の円滑な移動、地域における脱炭素化、ライフスタイルの転換、資金調達の在り方、カーボンプライシング、多くの論点に方向性を見いだしてください。」
気候変動関連開示がクリーンエネルギー戦略の主要な手段とは思いませんが、全然ふれていないのも不自然です(「資金調達」に入っている?)。
「クリーンエネルギー戦略」に関する有識者懇談会(内閣官房)(←会議資料など)
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