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上場企業の雇調金、計上額8000億円に迫る 小売は半数が受給(東京商工リサーチより)

上場企業の雇調金、計上額8000億円に迫る 小売は半数が受給 第11回上場企業「雇用調整助成金」調査

東京商工リサーチによると、雇用調整助成金の特例措置制度を活用した上場企業は、845社になったという記事。2022年3月末の数字です。

金額的には、(累計で)8000億円近い額です。

「雇調金計上額が判明した845社の計上額合計は7945億1340万円に達し、2021年9月末(5829億9390万円)から半年で2115億1950万円(36.2%増)増えた。」

厚労省のウェブサイトで全体の支給額をみると、支給決定額で、56,670.79億円(2022年3月末)(緊急雇用安定助成金を含む)となっています。

業種的には、製造業は、特例の1期目で受給が終わった企業が多いのに対し、他の業種では、長期化しているのだそうです。

「業種別では、製造は1期で受給を終了した企業が半数以上に達したが、鉄道や航空などの交通インフラ、外食を含めた小売などの対面サービスなどは、コロナ前の水準に需要・業績が戻らず受給が長期化している。」

受給額別では、100億円以上もらっている会社が15社あるそうです。

「845社の計上額別は、最多は1億円以上5億円未満284社(構成比33.6%)だった。次いで1億円未満256社(同30.3%)、10億円以上50億円未満115社(同13.6%)、5億円以上10億円未満63社(同7.5%)、50億円以上100億円未満17社(同2.0%)、100億円以上15社(同1.6%)と続いた。

100億円以上は15社のうち、8社が交通インフラを含む運送だった。」

「業種別では15社のうち、運送(交通インフラ)が8社と半数を超え、8社はいずれも百貨店やホテルなど複合事業を行う鉄道会社だった。」
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