武田薬品工業が、米バイオ医薬品会社「ミレニアム」社を約88億ドル(約8800億円)で買収することで合意したと発表したという記事。
株式交換ではなく、キャッシュで買収するというのがすごいところです。(キャッシュでなければ買収に応じなかったのかもしれませんが・・・)
会計的には、のれん償却問題や仕掛かり研究費の会計処理など、企業会計基準委員会で議論している論点にも関係してきます。ただ、買収は当期完了する予定なので、現行基準が適用されます。仕掛かり研究費部分も含めてのれんに計上され、償却していくことになるのでしょう。特許権などののれん以外の無形資産を厳格にのれんから分離するような処理をおこなうかもしれません。
会社のプレスリリース(PDFファイル)
プレスリリースによれば、無形資産等の償却費負担前経常利益への影響は、2009年度からプラスになるそうです。償却するとどうなのでしょうか。
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