昨年子会社における不正会計が発覚したホシザキ(東証1部上場)が、調査の結果、別の新たな子会社不正が見つかったと発表したという記事。
「業務用厨房(ちゅうぼう)機器大手のホシザキ(愛知県豊明市)は、新たにホシザキ北海道(札幌市)やホシザキ北関東(さいたま市)など販売子会社6社で不適切な取引が見つかったと発表した。昨秋、ホシザキ東海(名古屋市)で工事の架空発注などが発覚。第三者委員会が販売子会社15社の2018年1月~19年1月の取引を調べていた。」
不正の手口は、売上先行計上や、工事費用の先送り(費用計上せずその分を架空工事により別途支払)などです。
「営業成績が足りない場合に売り上げを先行計上したり、急きょ発生した工事費用を協力業者に支払わせる一方、その業者に工事を架空発注してお金を戻したりしていた。社外取締役らが社員の処分を検討する。こうした事案が生じた背景について、第三者委の報告書は「(売り上げの)目標達成プレッシャーがあった」と指摘した。名古屋市内で会見したホシザキの小林靖浩社長は「大きな要因としてプレッシャーがあった。末端の営業担当者とのコミュニケーションが不足していたことを反省している。親会社主導で経営人材を育てる」と述べた。」
遅れていた2018年12月期の決算はようやく発表できたそうです。
「ホシザキは7日、延期していた18年12月期決算を発表した。売上高は前年比3・7%増の2927億円。フードサービス産業の設備投資が好調で、冷蔵庫や製氷機販売が伸びた。」
粉飾しなくても十分によい決算だと思いますが、現場がプレッシャーに負けたということでしょうか。
会社のプレスリリース
第三者委員会の調査報告書公表に関するお知らせ(PDFファイル)
第73期有価証券報告書の提出完了に関するお知らせ(PDFファイル)
第73期 有価証券報告書
財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ(PDFファイル)
平成30年12月期決算短信の開示が期末後50日を超えたことに関するお知らせ(PDFファイル)
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