PwCの香港事務所が、アドバイザリー業務の報酬としてビットコインを受け取ったという記事。ビッグ4事務所では、初めてのことだそうです。
The firm yesterday accepted the cryptocurrency as payment for its advisory services, making it the first among its Big Four rivals to do so
PwC香港は、ICO、仮想通貨取引所、仮想通貨ファンド立ち上げなどに関するアドバイザリー業務を行い、「幅広い仮想通貨空間」への関与を増しているとのことです。
PwC Hong Kong has become increasingly involved in the “broader crypto space”, with advisory work being done on initial coin offerings (ICOs), crypto exchanges and the launch of crypto funds.
ビットコイン支払い、大手会計事務所でも(コインチョイス)
「仮想通貨の認知度が高まり、様々なビジネスが生まれるなかで、PwC香港は仮想通貨関連のスタートアップや関連企業との取引があり、仮想通貨での支払いを受け付けるようにとの要望があったとウォールストリートジャーナルは報道している。」
この記事によると、仮想通貨での支払いは今までにもあり、ビッグ4初ではないようです。
「過去にはPwC以外にもアーンスト・ヤングがスイスで仮想通貨での支払いを受け付けており、さらにEYは社員がより仮想通貨になじめるようにオフィスにビットコインATMを設置するなど積極的に仮想通貨に関する取り組みを行ってきた。」
ビットコイン支払い、香港PwCが助言サービスで受け入れ(WSJ)(記事冒頭のみ)
ビットコインを受け取ること自体は、すぐ換金できればリスクはないので、問題はなさそうですが、報酬金額をビットコインで決めるのはリスクが高そうです。また、監査報酬をビットコインで決めるのは、ビットコイン関係のクライアントの場合、成功報酬的な意味合いが出てくるので、職業倫理的にはまずいでしょう。
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