IXIの架空循環取引事件で、日本IBMの元部長が大阪市内のIT関連企業を回り、取引へ参加を勧誘していたという記事。
「関係者によると、この元部長は05年12月にIBMを退職する前から、今回の架空循環取引に使用されたIBMの発注書類を作成していた。
昨年9月下旬には、「日本IBMの元社員」と名乗り、大阪市内のIT関連企業を訪問。この企業の幹部の証言によると、元部長は「システム開発会社を取りまとめ、東京リースに納めている」と説明した。そして「協力会社に代金を先払いする仕組みで、リスクはない。東京リースとエンドユーザーのIXIの取引の間に入って、数%の手数料を取らないか」と持ちかけた。」
他の報道によれば、日本IBMや東京リースは架空取引とは無関係、または巻き込まれただけといっているようです。しかし、日本IBMが発注者として、東京リースが架空取引を回すための資金提供者として関与していなければ、IXIの粉飾は成り立たなかったはずです。もし架空取引と知っていて(あるいはうすうす気付いていて)関与したのであれば、責任を負うべきです。
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