会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

(社説)ベンチャーへの逆風に備えよ(日経より)

(社説)ベンチャーへの逆風に備えよ(記事冒頭のみ)

世界的にベンチャー企業への資金提供が細ってきているという日経社説。

「ベンチャー企業への資金の流れが世界規模で滞り始めている。2022年4~6月期の世界の投資額は前年同期比3割減で、20年10~12月期以来の低水準だった。起業家や投資家は、資金調達の環境悪化に備える必要がある。

大手会計事務所のKPMGによると、22年4~6月期の世界のベンチャーキャピタル投資額は1202億ドル(約16兆円)だった。欧米やアジアといった主要市場で軒並み前年の実績を下回った。」

日経のアドバイスは...

「起業家はまず、資金調達が難しくなることを前提に事業計画を見直す必要がある。特にユニコーン企業はリスクマネーに頼る成長戦略を改め、着実に利益を稼げる体質への転換が急務だ。

投資家は、長期の視点に立ってスタートアップへの資金供給を続けてほしい。そのうえで、経営指南を強化して良質な企業の成長を後押しすべきだ。

企業価値が大きく下がるスタートアップも出てくるだろう。手元資金に余裕がある大手企業がこれらの企業を買収し、自社の成長に生かす動きがあってもいい。」

今までがバブルだったのでしょう。

米欧の低格付け企業、資金調達難に
上乗せ金利10%超の社債急増 非公開ファンド融資も
(日経)(記事冒頭のみ)

「米国や欧州で信用力の低い企業の資金調達が難しくなっている。低格付け債(ハイイールド債)のうち国債に対する「上乗せ金利(スプレッド)」が10%を超える債券の割合は約1割に急増した。景気後退の懸念が強まるなか、投資家が高めの金利を要求するようになっている。公募社債市場から離れ、非公開の投資ファンド融資に頼る企業も出てきた。」

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