まつ毛エクステ店「銀座カラーアイズ」運営、ファーストコンサルティング(東京)が破産
(株)ファーストコンサルティングという会社の倒産記事。10月28日に破産開始決定を受けたとのことです。
負債額は約119億円。
グループ会社の倒産に連鎖したものです。
「2023年12月15日に東京地裁より破産開始決定を受けた(株)エム・シーネットワークスジャパン(同所)のグループ会社。「銀座カラーアイズ」の店名で、まつげサロン経営などを手掛けるほか、脱毛サロン「銀座カラー」経営のエム・シーネットワークスジャパンに従業員の出向などを手掛けていた。」
新型コロナの影響で売上が急減し、上記グループ会社の破産開始決定後、従業員を解雇し、店舗を閉めていたそうです。
株式会社ファーストコンサルティング(帝国データバンク)
新型コロナの前までは、それなりに大きな売上をあげていたようです。
「当社は、2001年(平成13年)10月に設立された。2023年12月に破産手続き開始決定を受けた脱毛サロン「銀座カラー」を運営していた(株)エム・シーネットワークスジャパン(TDB企業コード:986663855)の関係会社として、「銀座カラー」向けの業務用脱毛ジェルや美容機器類の販売や、まつげ専門エクステ店「銀座カラーアイズ」(池袋店・新宿店)の運営、さらに自社で採用した社員を(株)エム・シーネットワークスジャパンへ出向させて、「銀座カラー」のエステティシャンやセラピストとして勤務させるなど、「銀座カラー」の人材採用窓口の機能も有し、2019年10月期には年売上高約40億4500万円をあげていた。」
その他の最近の倒産記事より。
こちらは新型コロナを背景とする生産面のトラブルが原因のようです。
アルファブロス株式会社 太陽光発電用架台の開発設計 破産手続き開始決定受ける 負債31億500万円(帝国データバンク)
「2015年(平成27年)2月創業、同年11月に法人改組された太陽光発電用架台の開発設計業者」で、2019年5月期には年売上高約16億1400万円を計上」していましたが...
「2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大により中国の提携工場の生産がストップしたことで売り上げが急減し、2020年5月期の年売上高は約4億9200万円にまでダウン。加えて、収益面では過年度における輸入関連コストの未払いが表面化したこともあり、同期において約1億4600万円の赤字を計上していた。この間、グループ再編などスクラップアンドビルドを進め経営のスリム化を図っていたものの、複数の取引先との間でトラブルが発生し、訴訟に発展。銀行口座の仮差押えを受けたことで他の取引にも支障を来し、資金繰りがひっ迫。厳しい経営を余儀なくされるなか、先行きの見通しが立たなくなり2021年7月27日付で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任していた。」
こちらは複数の大企業が出資していた会社です。
北海道バイオマスエネルギー株式会社 木質バイオマス発電 特別清算開始命令受ける 負債39億6200万円(帝国データバンク)
資本金が、4億9900万円の会社です。
「当社は、2017年(平成29年)5月に設立された木質バイオマス発電業者。三井物産(株)が収益拡大の一環としてバイオマスエネルギー事業を目的に設立し、その後、北海道電力(株)も出資していた。小型分散型の木質バイオマス発電事業を展開。下川町と当別町に発電所を有し、間伐材を加工してつくるペレットを燃料とした熱電併給プラントを建設し、発電した電気は再生可能エネルギー固定価格買取制度に沿って販売していた。
しかし、原木は下川町内など道北の森林から調達していたものの、コロナ禍のウッドショックの影響により原木価格が高騰し、採算が悪化。2024年3月末に事業を停止した後、8月20日に株主総会の決議により解散していた。」
新型コロナの影響といっても、需要減だけでなくさまざまなようです。