キオクシアHD、来年6月までに上場…手続き短縮へ国内で初めて「承認前提出方式」利用
キオクシアホールディングスが、有価証券届出書の「承認前提出方式」を利用して上場するという記事。
「半導体大手のキオクシアホールディングス(HD)は8日、2024年12月から25年6月までに東京証券取引所へ上場する方針を金融庁に届け出た。証券取引所から上場の承認を受ける前に、金融庁に有価証券届出書を提出する「承認前提出方式」を国内で初めて利用する。承認から株式公開までの期間を短縮できる利点がある。」
「一般的な上場手続きでは、取引所に上場を申請し、承認を経て金融庁へ有価証券届出書を提出する。その後、証券会社を通じて投資家の需要を調べ、株式の発行価格を決定して売り出す。こうした手続きで承認から上場まで約1か月かかる。
今回の方式では、承認前に有価証券届出書を提出した上で投資家への説明ができるため、承認から約3週間で上場が可能になる。」
このような上場日程の期間短縮だけでなく、上場日程の柔軟化にも役立つようです。
IPO における公開価格の設定プロセスの変更点・留意点等について(日本証券業協会)(PDFファイル)
「これまで上場承認時の有価証券届出書や目論見書に特定の上場日を記載していた実務について、一定の期間(1週間程度の範囲内)の上場日程(条件決定日、申込期間、払込期日、株式受渡期日、上場日等)を記載することが可能となります。
また、上場承認後の市場環境等を踏まえ、時機をとらえた上場を可能とする観点から、金融商品取引所への上場申請を取り下げることなく、訂正届出書の提出による上場日の変更等が可能となります。」
キオクシア、「年内にも」上場へ 「承認前提出方式」で期間を短縮(朝日)(記事の一部のみ)
「半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD)は8日、今年12月から来年6月までの株式上場を目指して、手続きに必要な有価証券届出書を金融庁に提出した。半導体市況をみながら、最適な上場時期を検討するという。」
有価証券届出書(PDFファイル)(届出書なので当然ですが、PwC Japan有限責任監査法人 東京事務所による監査報告書がついています。)
【日経特報】キオクシア、25年6月までに上場 初の手続き短縮方式https://t.co/Yid0qg9uGX
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) November 8, 2024