金融庁の公認会計士・監査審査会は、「監査事務所検査結果事例集(令和2事務年度版)」を、2020年7月14日に公表しました。
監査事務所の検査で確認された指摘事例等について、年次で取りまとめたもので、150ページほどあります。
構成は以下のようになっています(今年度の変更ポイント含む)(金融庁プレスリリースより)。
「▸「Ⅰ.業務管理態勢編(根本原因の究明)」
不備と根本原因の究明についての図表を新たに掲載し、根本原因究明のプロセスに関する説明及び事例を追加しています。
▸「Ⅱ.品質管理態勢編」
品質管理態勢と個別監査業務の関係についての図表を新たに掲載するとともに、監査契約の新規の締結、監査実施者の教育・訓練及び監査補助者に対する監督等について、品質管理態勢の問題点に係る事例を充実させています。
▸「Ⅲ.個別監査業務編」
上場会社による不正会計や海外グループ会社での会計問題の発生が引き続き注目されている状況に鑑み、「財務諸表監査における不正」、「会計上の見積りの監査」及び「グループ監査」等において、指摘事例や留意点などの記載を充実させています。」
監査法人の人は、金融庁検査の傾向と対策として、必読でしょう。
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