商願2019-26117（特許情報プラットフォーム）

商願2019-26117

ツイッターで流れてきた情報ですが、あらた監査法人が「Ｏｎｅ　Ｃｌｉｃｋ　Ａｕｄｉｔ」という言葉を商標登録しようとして拒絶されたようです。

「この商標登録出願に係る商標（以下「本願商標」といいます。）は、「Ｏｎｅ　Ｃｌｉｃｋ　Ａｕｄｉｔ」の文字を普通に用いられる方法で書してなるところ、その構成中の「Ｏｎｅ　Ｃｌｉｃｋ」の文字は「コンピューターで、マウスボタンを一度押すこと」を、「Ａｕｄｉｔ」の文字は「会計監査、監査」（「ランダムハウス英和辞典　第２版」株式会社小学館発行）を意味する語ですから、これよりは全体として「ワンクリックでできる会計監査」程の意味合いを認識させるものです。

そして、「Ｏｎｅ　Ｃｌｉｃｋ」の語は一般によく知られた語であり、取引者、需要者は、これより、インターネット上での操作の簡便さを理解し、そのことを端的に表現したものと把握するといえます。

そうとすると、本願商標を、その指定役務中「財務書類の作成又は監査若しくは証明，会計監査，会計監査に関する情報の提供，会計処理，会計処理に関する情報の提供，業務監査，業務監査に関する情報の提供」等に使用しても、これに接する取引者・需要者は、「インターネットで簡単に操作してできる会計監査」であることを理解するにすぎず、これをもって自他役務を識別する標識とは認識し得ず、何人の業務にかかる役務であるかを認識することができないものといわざるを得ません。」（拒絶理由通知書より）

監査法人自ら知的財産経営を実践していてすばらしいというか、油断も隙もないというか．．．

特許情報プラットフォームで「ＰｗＣあらた有限責任監査法人」を検索してみると、法人名の略称以外にも、いくつかの言葉を商標登録しているようです。

これは登録に成功したようです。
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https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2019-026116/2B85519087ED0C97CE259517E6DC30F4133F09493765CB682B001B54B01E9978/40/ja