運送会社「松本引越センター」の会長が、取締役会の承認を経ずに自分名義で額面計6億円の手形5枚をつくり、無断でグループ子会社2社に裏書保証させていたという記事。
「同社によると、松本会長は今年に入って、社内の取締役会の承認を経ずに自分名義の手形5枚をつくり、裏書人欄に自ら代表取締役を務める子会社2社の社名を勝手に使用していた。子会社のうち1社の印鑑は偽造された可能性があるという。」
記事によれば手形の一部は金融業者に持ち込まれていたそうですから、業者に買い取らせて資金化しようとしたのでしょう。 しかし、会長という立場で、単に会社財産を私的に流用するということであれば、もっと単純な方法もあったはずなのに、なぜ手形を無断で振り出すという方法をとったのかはよくわかりません。一度に多額の資金が必要な事情があったのでしょうか。
前社長自殺の松本引越センター、会長が無断で数億手形裏書
この記事によれば「個人的な事業の資金繰りのため」だそうです。
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