会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

世界の航空会社、抜き差しならない切迫事情(東洋経済より)

世界の航空会社、抜き差しならない切迫事情
ワクチンに過剰な期待、需要回復は2022年以降
(ブルームバーグ配信)

世界の航空会社の需要回復は2022年以降になるだろうという記事。

ワクチン被接種者が発症するリスクは低下するとしても、他人への感染を防ぐかどうかは明らかでない。感染力が強い変異株への効果も証明されておらず、オーストラリアや英国などは変異株の流行を受け、国境管理を緩和するどころかむしろ強化した。旅行需要を冷え込ませている自主隔離の義務付けに代わり、航空会社はデジタルヘルスパスポートの導入を呼び掛けているが、問題が多く、世界保健機関(WHO)の支持も得られていない。」

「こうした暗い現実により、世界的に旅行が大きく回復するとしても2022年以降だろうと、見通しは後退した。多くの航空会社はあと数カ月分の手元資金しか残っておらず、それでは手遅れかもしれない。」

「ワクチン接種で新規感染者や死亡者数が減り始めれば、各国は自主隔離などの国境管理措置を緩和し、航空機搭乗前の検査で十分だと判断するようになるかもしれない。...

だが今のところ、大半の国は外国から旅行者を迎え入れることに及び腰で、少しでも問題があれば制限を強化する方向だ。アルトン・エビエーション・コンサルタンシーのディレクター、ジョシュア・ング氏は、航空旅客が回復するのは「恐らく2022年だろう」とし、長距離旅行の再開は2023年か24年までないと予測した。国際航空運送協会(IATA)は3日、最悪のシナリオで今年の航空旅客数は13%しか改善しないとの見通しを示した。」

航空会社や関連業種の会計上の見積りも厳しいものになりそうです。
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