ソフトバンクと丸紅がIFRSの任意適用を発表したという記事。
「ソフトバンクは1月31日、従来の日本の会計基準に替えて2014年3月期からIFRSを任意適用すると発表した。2014年3月期第1四半期からIFRSによる開示を行う。同社は米国の携帯通信事業者、Sprint Nextelを買収するなど国際事業が拡大している。IFRSによって「資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上」を目指すとしている。」
米国の携帯通信事業会社の巨額買収がきっかけのようです。のれんの償却の問題なのでしょう。そのほかにも、買収時にどのような無形資産を計上するのか、無議決権株式を使った連結外しがIFRSでも認められるのか、携帯端末の代金の全部または一部を分割払い時に通信料の値引とする取引をIFRSではどのように会計処理するのかなど、興味深い論点があります。
有名会社がIFRSを任意適用して、モルモットになってくれるのは、ありがたいことです。
丸紅の方は米国基準採用会社ですから、以前から予定していた変更なのでしょう。新規の米国基準採用会社はないので、減る一方ということになります。
大手のIFRS任意適用相次ぐ、ソフトバンクと丸紅は2014年3月期から(ITpro)
孫氏、百億円の豪邸購入か、シリコンバレー 米紙報道(産経)
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