金融庁は、「資本性借入金」の積極的な活用を促進することを目的とした金融検査マニュアルの運用の明確化を行いました。
「資本性借入金」とは、金融検査マニュアル上の用語で「十分な資本的性質が認められる借入金」のことだそうです。
「例えば、震災の影響で資本が毀損している企業であっても、既存の借入金を「資本性借入金」の条件に合致するよう変更(DDS:デット・デット・スワップ)することにより、バランスシートが改善し、結果として、金融機関から新規融資を受けやすくなるなどの効果が期待される。 」(「「資本性借入金」の積極的活用について」より)
こういう条件変更が行われる借入金(銀行からすれば「貸出債権」)は、どういう会計処理になるのか気になりますが、金融庁の発表に合わせるかのように、日本公認会計士協会から実務指針の改正案が出ています。(ひとつ上の記事をご覧ください。)
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