昨日はダーリンが仕事休みで、雨風強い中(といっても車ですが)二人でお見舞いへ。
そもそも入院のきっかけというのが、義歯を自分で間違えて装着(義理母は76歳にして総入れ歯なのです)、
そのまま夕食を食べておそらくうまく噛めなかったのでしょう、テーブルに付いたまま嘔吐。ぐったりしているところをスタッフが気付き、救急車を呼んでくれたのでした。
この入院中、軽度だった認知症の度合いが、ぐっと進んでしまったような気持ちになりました。
施設に比べ、会話をする機会がめっきりなくなり、ただベッドに寝ているだけの状態では、脳への刺激が少なすぎるのだろうと思います。。
果物が好きなので、うすくスライスしたリンゴを持っていったのですが、義歯を装着することがかなり困難な様子。
上下の義歯がわからない。一つの義歯の裏と表もわからない。
自分で合っていると思って適当に義歯を入れて、でもそれが、上下さかさま。つまり、歯がある部分が口の中のお肉に当たっていて、義歯の土台部分が本来歯となる部分になっている。でも義理母はそれに気付かない。違和感を感じているのかいないのかわからず。不快であるとは訴えない。ただ食べたい。とにかく食べたい。
だから元旦のようなことが起きたのだと、容易に想像がつきました。義歯の入れ外しは、本人任せにはもはやできません。。
ダーリンは、お見舞いの最中、義理母(ダーリンにとっては母)が自分に向かって「この前息子が来てね○○」と言っているのを見て、「俺ここにいるんだけど・・・。だいぶ進んじゃったな・・・」と複雑な心境のようでした。
年老いていくのは自然の摂理。
年老いて、こういう状況になっていくことは誰しも避けられず、義理母が悪いということではないのですが、
ダーリンが入院費用の支払いで総合受付に行っている間、義母がめちゃくちゃな義歯で私に「リンゴ」リンゴ」と訴え、間違って入っている義歯と口の中の間に、噛めずに残っているリンゴの切れはしを残したまま「もっと、もっと」と欲しがり、「歯を入れ治さないとね」(誤嚥したらそれこそ大変)と言う私の言葉を全く聞かずに、どうしてくれないのかと不機嫌に怒りだした義母を見て、もし自分が介護士で日常的にこういう場面に直面していたら、平静にいられるか正直自信がないな、と感じました。。
ですが、「食べたい」とくに「自分の口で食べる」とうことはとても重要なことで、その「本能」が満たされることが、生きる気力や喜びにつながるのだろうと思うので、ここは大切にしてあげたい、あげなければいけないとも感じます。
さて昨日病院に行ったばかりですが、今朝病院から連絡があり、今日の夕方また病院です。
昨年2月に別の病院に入院した時もそうでしたが、病状や退院のめどなどを知るためには、その都度、事前に医師の面会予約を入れなければならないのですよね。
忙しい医療現場では仕方ないと思いつつ、これがなかなか面倒で・・・。。。
病院から提示のあった面会日時は、仕事的&時間的に融通が効く私が行くことになります。
1割負担とはいえ、入院費のほかにタオルや寝間着、オムツ代などいろいろありなかなか大変です。
私の父と母はガンで逝ってしまい、家族に認知症の姿を見せることはありませんでした。
人の生きざま、最期というのは、本当に人それぞれ。
それぞれ、ですね。
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