アラフィフのキャンプ好き日記

義理母入院中

元旦、義理母が救急車で病院搬送されて2週間が過ぎました。
昨日はダーリンが仕事休みで、雨風強い中(といっても車ですが)二人でお見舞いへ。

そもそも入院のきっかけというのが、義歯を自分で間違えて装着(義理母は76歳にして総入れ歯なのです)、
そのまま夕食を食べておそらくうまく噛めなかったのでしょう、テーブルに付いたまま嘔吐。ぐったりしているところをスタッフが気付き、救急車を呼んでくれたのでした。

この入院中、軽度だった認知症の度合いが、ぐっと進んでしまったような気持ちになりました。
施設に比べ、会話をする機会がめっきりなくなり、ただベッドに寝ているだけの状態では、脳への刺激が少なすぎるのだろうと思います。。

果物が好きなので、うすくスライスしたリンゴを持っていったのですが、義歯を装着することがかなり困難な様子。
上下の義歯がわからない。一つの義歯の裏と表もわからない。
自分で合っていると思って適当に義歯を入れて、でもそれが、上下さかさま。つまり、歯がある部分が口の中のお肉に当たっていて、義歯の土台部分が本来歯となる部分になっている。でも義理母はそれに気付かない。違和感を感じているのかいないのかわからず。不快であるとは訴えない。ただ食べたい。とにかく食べたい。
だから元旦のようなことが起きたのだと、容易に想像がつきました。義歯の入れ外しは、本人任せにはもはやできません。。

ダーリンは、お見舞いの最中、義理母(ダーリンにとっては母)が自分に向かって「この前息子が来てね○○」と言っているのを見て、「俺ここにいるんだけど・・・。だいぶ進んじゃったな・・・」と複雑な心境のようでした。

年老いていくのは自然の摂理。
年老いて、こういう状況になっていくことは誰しも避けられず、義理母が悪いということではないのですが、
ダーリンが入院費用の支払いで総合受付に行っている間、義母がめちゃくちゃな義歯で私に「リンゴ」リンゴ」と訴え、間違って入っている義歯と口の中の間に、噛めずに残っているリンゴの切れはしを残したまま「もっと、もっと」と欲しがり、「歯を入れ治さないとね」(誤嚥したらそれこそ大変)と言う私の言葉を全く聞かずに、どうしてくれないのかと不機嫌に怒りだした義母を見て、もし自分が介護士で日常的にこういう場面に直面していたら、平静にいられるか正直自信がないな、と感じました。。

ですが、「食べたい」とくに「自分の口で食べる」とうことはとても重要なことで、その「本能」が満たされることが、生きる気力や喜びにつながるのだろうと思うので、ここは大切にしてあげたい、あげなければいけないとも感じます。

さて昨日病院に行ったばかりですが、今朝病院から連絡があり、今日の夕方また病院です。
昨年2月に別の病院に入院した時もそうでしたが、病状や退院のめどなどを知るためには、その都度、事前に医師の面会予約を入れなければならないのですよね。
忙しい医療現場では仕方ないと思いつつ、これがなかなか面倒で・・・。。。

病院から提示のあった面会日時は、仕事的&時間的に融通が効く私が行くことになります。
1割負担とはいえ、入院費のほかにタオルや寝間着、オムツ代などいろいろありなかなか大変です。

私の父と母はガンで逝ってしまい、家族に認知症の姿を見せることはありませんでした。
人の生きざま、最期というのは、本当に人それぞれ。
それぞれ、ですね。

コメント一覧

カイルア
すみれさん
認知症、と一口に言っても、確かにいろいろ十人十色のようですね。

義父存命中は、義理母と別の施設だったので、定期的に2施設訪問していたので、短時間ながらいろいろな方を見ました。

それまで一度も高齢者のための施設に行ったことがなかったので、正直言うとある意味衝撃でした。。

最近は、フランスの「マニチュード」など、世界的にも認知症の研究が進んでいるようなので、介護する側もされる側も、気持ちよくできるようになったら本当によいなと私も思います。

そしてすみれさんも、お仕事頑張ってくださいね。
すみれ
認知症って
とっても不思議!アルツハイマーってゆーのと、認知症と、なんか型がいろいろありますが、
100歳オーバーの方でも、全く正常な方もいれば、完全にだめな人もいて、何が理由で大丈夫だったり、ダメだったりするのか不明。。。
けど!介護者からすると、おもしろい、勿論ご家族はみなさん、おもしろいなんて言えないから、
くたくたで預けてこられるんですけど、
ご飯を一人では食べないけれど、一緒にいれば食べるおばあさんや(甘えん坊)
ご飯食べてない!っていう認知症で、水道水をがぶがぶ飲んでおなかを太らせてるおじいちゃんや

部屋にいろんな人や動物が見えるみたいで、わたしにわんこを紹介してくれたり(実際いない)するおばあちゃんや、

何してもムチャクチャ怒るおばあちゃんや、何しても笑ってるおばあさんや、
それはそれは十人十色、全員違う症状なんですよね!

脳の領域を研究しているお医者様が、とてもおもしろい!と言ってました、脳の色んな部分の不具合で認知症がでたり、他のことが起こったりで。

と言っても、当人たちには深刻ですよね。徘徊とかあると、家族みんな疲弊してしまい殺人になったり。。。

介護する側もされる側も、気持ち良く過ごせる世の中になると良いと思います!!
カイルア
ピースオレンジさん
確かに、支援と補助は紙一重、本当に難しいですね。。

口腔ケアは入院すると真っ先に専用キットを購入するよう言われます。
誤嚥性肺炎は、なったことがあります(義父もでしたが)。

数年前は歩けたのですが、今は車いす、立った状態を保つことも難しくなり、ここ数年で一気に機能が低下していることを感じます。

テレビが大好きですが、お見舞いに行ってもテレビは付いていても、ボーっとしていて見ている感じがしないんです。いろいろ心配、大変です。
ピースオレンジ
誤嚥性肺炎
http://blog.goo.ne.jp/peaceorange

誤嚥性肺炎や口腔ケアが必要な状況だとすると、
付き添いが必要かもしれませんね。
でも、残存機能を活用することも機能低下を防止しますから・・・

支援と補助は紙一重ですから、介護は難しいです。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「義母さんのこと」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事