タイトルは『伝える力』(PHPビジネス新書)。著者は、週間こどもニュースで長年お父さん役を勤めたフリージャーナリストの池上彰氏。
ビジネス新書ということでサラリーマン向けなのだと思いますが、著者のもともとの仕事が編集ライターの仕事に近いものがあり、「話す」「書く」「聞く」チカラを磨くのに役立ちそうだと思って購入しました。
半分程度読んだところで、ある“気付き”がありました。
はっきりいって驚くべくことでもなんでもない、ごくごく当たり前のことですが、この前の記事に書いた、やってもやっても終わらない原稿の原因は、原稿のトーンなど感覚の違いはやはりあるものの、もっとずっと根本的な原因は、“時間不足”にあったということ―。
つまり、書きあがった原稿を十分寝かせることなく仕上げて送っていたということ。
一旦出来上がって、プリントアウトして、おかしなところの修正はもちろんした。でも、締め切りの時間まで余裕がなさ過ぎて、半日あるいは一晩寝かせることはしていなかった。
自分でも経験があるが、できあがったときはまぁまぁの出来と思っていても、一晩寝かせてから読んでみると、完成直後に気付いていないいろんなことが見つかることが往々にしてあるもので。
この前の原稿は、あまりにギリギリの時間で進めて、この“寝かせる”ということができていなかった。これが結構大きいと。
どんな原稿でも、誰でも、基本は同じなんだと、今更ながら思ったのでした。
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