現代の音楽視聴環境は一昔前と様変わりして、
スマホやタブレットを使用したブルートゥース接続によるサブスク再生が主流のようです。
新プロジェクトでは実際の視聴になるべく近い条件での測定を目指しました。
測定方法:iphone15端末使用、ユーチューブピンクノイズ音源を端末最大音量にて再生、
スペクトラムアナライザで周波数特性を計測
端末単体(写真2枚目)、スマホ置き型使用(写真3枚目)それぞれ記録しました。
端末単体
スマホ置き型使用
スマホでの音楽鑑賞はイヤホンが主流ですが、スマホのスピーカーでそのまま聴きたいという向きもあると思います。
スマホのスピーカーは極小サイズなので正直満足できる音質ではありません。
スマホの機種の中ではiphoneはステレオスピーカーを使用するなど、比較的頑張っていると思います。
周波数特性はワイドでフラットなほど高音質になりますが、
前回のレポート写真2枚目で表示した通り、単体では周波数特性は低音域の出ない極端なハイ上がりの特性を示しており、
オーディオ的には厳しい結果です。
「スマホ置き型」を使用したレポート写真3枚目では
中音域(800Hz前後)が約9db(3~4倍相当)持ち上がり聴感上の音量が大幅に増大してます。
この音域は人の声の主要音域に当たり、言葉を聞き取るのに重要です。
先日、ギフトショーの会場でスマホでのリモート会議の必要があり、雑踏の中で音声が聞き取りにくかったのですが、
「スマホ置き型」使用で問題なく会話が聞き取れた、という実体験があります。
音楽を聴く際にも明らかな音量、音質両面の改善が感じられます。
新しいシリーズではiphone15と合わせた5色の縁色の展開でのニューデザインです。