「あなたの番です」を総括する6本目の動画。
第6回①ドラマ「あなたの番です」とは何だったのか?
(4)交換殺人の真の意味と隠れたテーマ
「石崎こそが黒島の本当のミスリードだった!?」
として公開。
前回動画において、犯人黒島に対する最後のミスリードとされたのは、
ゲームの引いた紙は何かについて嘘をついていた「田宮」ではなく、
終始怪しく描かれ続けた「尾野」でもなく、
自ら告白した紙の流れと、二階堂がつぶやいた「常識あり」以外に
特に情報がなかった「石崎」だったとした。
疑える要素は、引いた紙の「吉村」が登場していない為に、
もしかしたら嘘かもしれないと言う事だけ。
本来は登場事物の中で最も信用できる人物であるにもかかわらず。
検証では、猟奇殺人者が一人であり、石崎を信用していれば
簡単に犯人は推測する事が出来た。
そして、”石崎を信用していれば”から、その「信じる」事こそが
隠されたテーマであったとした。
そして、スタートから設定されていた「交換殺人」こそが、
その二つとともに重なり合う事で、「難易なトリック」がなかったこのドラマを、
私達に向けて「難解なミステリー」変えたのではないか。
いったい交換殺人とは何だったのか?
なぜもっとも疑う理由のない石崎が最後のミスリードとなったのか?
そして、「信じる」とは言った何を信じる事なのか?
その答えが犯人黒島を私たちの目から薄くし、
見えなかったはずの石崎を濃くしていく。
それこそが、「難解と言えないミステリー」を「難解なミステリー」に変え、
同時に”あえて難解にしなかった”理由となる。
第1回に定義した問題の答えが現れます!
動画リンクはこちら
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