★沙羅の花みずみずしくて落ちている 正子
白く可憐な姿のままに落ちている沙羅の花。辺りは清浄な空気が漂っているようです。落ちてなおみずみずしさを留める花びらに、儚くも美しい沙羅の花の命を思います。(藤田洋子)
○今日の俳句
蛍飛ぶ後ろ大きな山の闇/藤田洋子
大きな山を後ろに闇を乱舞する蛍の火。山間の清流を舞う蛍火の見事さを「山の闇」で的確に表現した。(高橋正子)
鶴見川源流の泉を正子と訪ねた。私が若い頃に一人で訪ねたことがあるが、あまり記憶には残っていない。
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信之作品3句
源流が近くにあって植田なる
谷戸植田空を近くに引き寄せて
源流に蟻が這いいる吾といる
正子作品3句
源流の泉のかたち丸くあり
「泉のかたち」を「丸く」とした素直な表現は、率直な表現であるが、まさに的確な表現である、といってよい。丸く、とは完結を意味する丸い円のことでもある。ものの初めは丸い。(高橋信之)
源流の泉一羽の鴨が住み
源流を流れ出し水植田まで
○矢車草
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[矢車草/横浜日吉本町]
白く可憐な姿のままに落ちている沙羅の花。辺りは清浄な空気が漂っているようです。落ちてなおみずみずしさを留める花びらに、儚くも美しい沙羅の花の命を思います。(藤田洋子)
○今日の俳句
蛍飛ぶ後ろ大きな山の闇/藤田洋子
大きな山を後ろに闇を乱舞する蛍の火。山間の清流を舞う蛍火の見事さを「山の闇」で的確に表現した。(高橋正子)
鶴見川源流の泉を正子と訪ねた。私が若い頃に一人で訪ねたことがあるが、あまり記憶には残っていない。
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信之作品3句
源流が近くにあって植田なる
谷戸植田空を近くに引き寄せて
源流に蟻が這いいる吾といる
正子作品3句
源流の泉のかたち丸くあり
「泉のかたち」を「丸く」とした素直な表現は、率直な表現であるが、まさに的確な表現である、といってよい。丸く、とは完結を意味する丸い円のことでもある。ものの初めは丸い。(高橋信之)
源流の泉一羽の鴨が住み
源流を流れ出し水植田まで
○矢車草
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[矢車草/横浜日吉本町]