鋭利にとがっているより丸いほうが風の抵抗が少ない？（船の話）

☆・・新幹線も先端は丸い・・☆

新聞の記事で・・？？？疑問を感じた
というのは船の船首の形状
たいていの船の船首は鋭利にとがっている
記事の「旭洋造船」の船は船首が船尾のように丸くて球状になっているのだ
写真も載っていた
コンテナ船の写真だったが・・確かに球状になっている
その上、錨もぶら下がっていない・・船内に収納しちゃったという
風の抵抗を極限まで抑えた「風圧力逓減型船型」と呼んでいるそうだ

とがっている方が丸くなっているより風の抵抗は少ないように思えるのだが
風洞実験では風圧抵抗が最大で５０％減ったそうだ
既に４隻が完成し現在５船目を建造中とのこと
北大西洋航路で実際に運航した結果、年間で８０７トンの燃料が節約できたという
省エネ効果は１１％だそうだ

また船首が大きくなったため
操舵室も船員の居住区もこの船首部分に入っちゃった
通常は居住区が船尾にあり近くの機関室のエンジン音がやかましいらしいが
居住区が船首に移りエンジンから離れたので、エンジン音が聞こえず静か
「波きり音しか聞こえずヨットみたいだ」と評判がいいらしい

「とがったほうが丸い方より風の抵抗が少ないだろう」とずっと思ってきたのに
自分の常識が見事に打ち破られた出来事でした

そういや～
新幹線も前方は突き出ているけど・・その先端は丸くなっているよね～
とがっていると危険だから・・じゃあなくて・・
そのほうが風の抵抗が少ないからだったのね・・