〜高崎市染料植物園企画展〜
以下は高崎市染料植物園より発行されたチラシの一部を書き写して、その一部を紹介するものです・

ラックの魅力 〜かけがえのない天然素材
日時:2024 10月4日(金)〜11月24日(日) 9:00〜16:30
場所:高崎市染料植物園 染色工芸館
休園日:毎週月曜
入館料:一般200円、大高生150円 団体割引あり 65歳以上、中学生以下無料
ラック(Lac)は、南アジアから一部地域に生息・養殖されているラックカイガラムシの分泌物から得られる天然染料で、古い時代から赤色染料として用いられてきました。その分泌物から染料となる色素とともに、天然樹脂も精製されますが、それらは塗料や接着剤として人々の暮らしに幅広く用いられ、日本にもすでに奈良時代には伝来し、かの正倉院に「紫鉱」として伝わっています。江戸時代にはその色素を綿に染み込ませて乾燥させた「燕脂綿」が輸入され、友禅染などの色挿しや絵画の着彩に用いられました。その有用性は現代においても目を見張るものがあり、薬剤や食品のコーティング、食品や化粧品の着色、絶縁剤など、分野によっては代替材料がないというほどです。
本企画展では、ラックで染められた染色品を中心に、ラックカイガラムシの生態や養殖の様子、ラック樹脂を使用した工芸品などを展示、染料としてだけではない、多様な可能性に富んだ天然素材であるラックの魅力を紹介します。

この企画展の関連事業の一つとして開催されます。
「黎明期のラックレコードの音を聴こう!!」
日時:11月10日(日) 1:00PM〜
講師:小峰 篤 株式会社 Kitten Sound Atelire
*10月19日(土)9:30から電話受付
高崎市染料植物園
〒370−0865 群馬県高崎市寺尾町2302−11
TEL:027−328−6808 FAX027−328−6818
Mail:senryou@city.takasaki.gunma.jp
HP:http://www.city,takasaki.gunma.jp/site/senryou/