舞台
あたい達が乗っているのは「棗」(抹茶入れ容器)。
ここは日本茶喫茶・蔵のギャラリー 「棗」なのです。
オヤジ・ギャグは笑えない。
美味しそうなお菓子。
あたいが食べられる訳じゃない。
今日のブログの主人公は
「ヨモギの葉の抹茶碗」
親父が持ち込みました。
お茶とお菓子は親父が美味しく頂きました。
杉板の廊下には泳いでいるものがいる。
どれ どれ
水鳥 鴨?
水紋を描きながら、泳いでいる。
亀
かめ
合計4匹が泳いでいました。仔細に見ればもっといるかも
記念撮影
かめ吉:乗って見ました。子亀になったつもり
うさ子:唯のお調子者 (軽蔑視線)
*カメック爺の豆知識
水鳥、亀の役割は何?
彼(彼女)らの居る場所は、節があった場所です。樹木には節がある。節の部分は枝が
付いていた場所。古い枝は樹木の成長過程で枯れて丸太の中に隠れてしまう。丸太を板に加工すると、隠れて見えなかった枝の部分が節となって現れます。半腐れ状態の節を死節と言います。板にして使っているとこの死節は欠け落ちてしまいます。この部分を水鳥や亀の形に削り取って、埋め木をしたのです。
え?家の板は節がない ですって
それはですね。節のある部分を切り取って、節のない部分を繋いでいるからです。
木材は今以上に貴重なものでした。機械のない時代。人力中心で山の木を切り、運び出し、柱や板に加工したのです。節のある部分も無駄にせず使っていたのです。
建築を指揮した棟梁は誰だったのでしょう。見えない場所に書いてある筈。粋な人であったに違いありません。