終戦直後４

地響きと共にあたりの空気を震わす唸り声のような男の合唱が聞こえました。部屋の明かりがもれないようにかけられたカーテンのすき間から表道路を覗いていると、そこには見たこともない大型の戦車（スターリング戦車、その上に重装備した兵隊の山があり、彼らが歌を歌いながら満州を制圧にやってきたのです、戦車は何台も通り過ぎるのを見ました恐怖のあまり身震いが止まりませんでした。いよいよ地獄の世界に足を踏み入れたのでした。
夜な夜な戦勝祝で酒を飲んだソ連兵が夜空に向かって自動小銃で火柱を見せながら物凄い銃声を響かせるのでした。そして各家に押し入り金品の強奪、若い女性の略奪・強姦・殺害が始まり恐怖のどん底へ・・女性は頭髪を切り地下倉庫などに・・・あちこちから親の悲愴な叫び超えが・・・皆さんに行っておきますがこの手記は当時９歳し、小３の私が感じた・思った・記憶も定かでないことですので・・・よろしくね・・・皆さんの懸命な洞察力で・・・