18きっぷは使い切ったのにまた鉄道である。
9/24、サイクリングの同期や先輩方が伊豆で祝宴を催してくださった帰り道、先だっての茨城交通で見損ねた反射炉を韮山で見てから、岳南鉄道に立ち寄った。
吉原本町駅近くの駐車場に車を入れて、まずは昼飯。立派な商店街なのに、手頃な飯屋が見あたらない。さっぱり人の気配もないのだが、妙にBRICS系の国の飲食店が目につくのは、出稼ぎ工員向けということなのだろうか。平日はかなり国際的な景観を呈しているのかも。結構歩いて、もと旅館(もとかして現役かも)を改装した「街の駅」でやっとうどんにありつく。
駅に戻ってありがたい価格の一日乗車券を購入、吉原へ。
もと京王3000系2両編成で、工場街を2駅ほど。「かぐや富士」のヘッドマークは公募で決まったこの電車の愛称なのだそうだ。詳しくは電鉄HP参照。
JR東海道本線の吉原駅の文字通り片隅に、岳南鉄道のホームはあった。駅前は何かの工場の裏口のような風情。それでも立派に有人駅で、いい雰囲気の駅舎内に不似合いな自動改札機はJRのもの。一方で岳南鉄道の改札はどこかに持って行ってしまえそうなパイプ柵の簡易なもので対照的。
JRの跨線橋を渡って東海道線の向こう側をちらりと見てから、痴漢に用心と大書された地下道で戻ってきて、次の折り返しの電車に乗った。こんどももと京王3000系だが、両運転台に改造された1両きりの電車で、ひどく短く見える。
工場の引込線のような車窓風景が、吉原本町を過ぎて比奈のあたりまで。この鉄道、客扱いはついでにやってるだけなのかもなと思える。その後は住宅と畑の混在する郊外風景。意外と遠くに富士山が見え、緩やかな裾野を登っていく感じ。で、なんでここで終わりにしたのかわからない雰囲気の終点、岳南江尾まではわずか20分ほど。駅の周囲に建物はあるのだが、妙に広漠な風景。
駅前を眺めて、乗ってきた電車で折り返し、岳南富士岡で途中下車。ここにはもと東急の青ガエル、今は渋谷のハチ公前にも一両飾られているアレが2編成、ほぼ使命を終えて留置されていた。赤い塗装が剥がれて、もとの緑が覗いている。古びた車両は、駅構内の作業所で餌付けされているらしい野良猫たちとよいコントラストとなっていた。
ここから次の比奈まで、一駅歩いてみる。が、線路の南側の道を歩き始めたらじきに行き止まりで、また駅に戻り、ここで嫁さんが脱落。次の電車まで間があったので、一人足早に比奈へ。車窓から、木造の車体が数両、駅の脇に放置されているのが見えたのが、目当てのひとつ。果たして、台車が外され草むらに直置きされた車両群がものすごい存在感で迎えてくれた。しばし見とれる。資材倉庫として使われている様子。廃墟的景観に異を唱える向きもあろうと思われるので敢えて写真は載せない。いつまでもこの姿が保たれたい、というのがよそ者の勝手な望み。
もうひとつの目当ては改札口。2004年の鉄道ファンフォトコンで佳作に選ばれた写真(2004年Monthlyの8月参照)の被写体である。昼間見るとかなり普通…。
吉原本町で車に戻り、一路東京へ戻る前に、もう一度岳南富士岡駅に戻ってみた。置いてきた嫁さんに、私がいなくなった後たっぷり猫と戯れてきたことを自慢されて。すでに35mmを撮り果たし、薄暗くなった中、果敢にマミヤ6で迫ってみるも、あまり猫には好かれず。挙げ句の果てにはビチ○ソをたれやがった。
(風下で、とてもくさかった…)
帰りの東名は渋滞25km。減る気配はほとんどなく、めずらしくカーナビが高速を降りる指示を出したので素直に従ったら小田厚に乗せられ、すぐさままた降りろという。いわれるまま大磯で降りたら、一般道であくまで厚木に向かえと。その先の東名が混んでるはずで、ここでナビを裏切って、あとは新湘南バイパス・横浜新道・三京と適当に有料道路を乗り継いで帰ってきたら、結局用賀まで2時間くらいかかった。はじめに高速で出ていた120分以上の案内通りだったが、全く渋滞に引っかからなかったのは精神衛生上正解だったのではないかと思う。
9/24、サイクリングの同期や先輩方が伊豆で祝宴を催してくださった帰り道、先だっての茨城交通で見損ねた反射炉を韮山で見てから、岳南鉄道に立ち寄った。
吉原本町駅近くの駐車場に車を入れて、まずは昼飯。立派な商店街なのに、手頃な飯屋が見あたらない。さっぱり人の気配もないのだが、妙にBRICS系の国の飲食店が目につくのは、出稼ぎ工員向けということなのだろうか。平日はかなり国際的な景観を呈しているのかも。結構歩いて、もと旅館(もとかして現役かも)を改装した「街の駅」でやっとうどんにありつく。
駅に戻ってありがたい価格の一日乗車券を購入、吉原へ。
もと京王3000系2両編成で、工場街を2駅ほど。「かぐや富士」のヘッドマークは公募で決まったこの電車の愛称なのだそうだ。詳しくは電鉄HP参照。
JR東海道本線の吉原駅の文字通り片隅に、岳南鉄道のホームはあった。駅前は何かの工場の裏口のような風情。それでも立派に有人駅で、いい雰囲気の駅舎内に不似合いな自動改札機はJRのもの。一方で岳南鉄道の改札はどこかに持って行ってしまえそうなパイプ柵の簡易なもので対照的。
JRの跨線橋を渡って東海道線の向こう側をちらりと見てから、痴漢に用心と大書された地下道で戻ってきて、次の折り返しの電車に乗った。こんどももと京王3000系だが、両運転台に改造された1両きりの電車で、ひどく短く見える。
工場の引込線のような車窓風景が、吉原本町を過ぎて比奈のあたりまで。この鉄道、客扱いはついでにやってるだけなのかもなと思える。その後は住宅と畑の混在する郊外風景。意外と遠くに富士山が見え、緩やかな裾野を登っていく感じ。で、なんでここで終わりにしたのかわからない雰囲気の終点、岳南江尾まではわずか20分ほど。駅の周囲に建物はあるのだが、妙に広漠な風景。
駅前を眺めて、乗ってきた電車で折り返し、岳南富士岡で途中下車。ここにはもと東急の青ガエル、今は渋谷のハチ公前にも一両飾られているアレが2編成、ほぼ使命を終えて留置されていた。赤い塗装が剥がれて、もとの緑が覗いている。古びた車両は、駅構内の作業所で餌付けされているらしい野良猫たちとよいコントラストとなっていた。
ここから次の比奈まで、一駅歩いてみる。が、線路の南側の道を歩き始めたらじきに行き止まりで、また駅に戻り、ここで嫁さんが脱落。次の電車まで間があったので、一人足早に比奈へ。車窓から、木造の車体が数両、駅の脇に放置されているのが見えたのが、目当てのひとつ。果たして、台車が外され草むらに直置きされた車両群がものすごい存在感で迎えてくれた。しばし見とれる。資材倉庫として使われている様子。廃墟的景観に異を唱える向きもあろうと思われるので敢えて写真は載せない。いつまでもこの姿が保たれたい、というのがよそ者の勝手な望み。
もうひとつの目当ては改札口。2004年の鉄道ファンフォトコンで佳作に選ばれた写真(2004年Monthlyの8月参照)の被写体である。昼間見るとかなり普通…。
吉原本町で車に戻り、一路東京へ戻る前に、もう一度岳南富士岡駅に戻ってみた。置いてきた嫁さんに、私がいなくなった後たっぷり猫と戯れてきたことを自慢されて。すでに35mmを撮り果たし、薄暗くなった中、果敢にマミヤ6で迫ってみるも、あまり猫には好かれず。挙げ句の果てにはビチ○ソをたれやがった。
(風下で、とてもくさかった…)
帰りの東名は渋滞25km。減る気配はほとんどなく、めずらしくカーナビが高速を降りる指示を出したので素直に従ったら小田厚に乗せられ、すぐさままた降りろという。いわれるまま大磯で降りたら、一般道であくまで厚木に向かえと。その先の東名が混んでるはずで、ここでナビを裏切って、あとは新湘南バイパス・横浜新道・三京と適当に有料道路を乗り継いで帰ってきたら、結局用賀まで2時間くらいかかった。はじめに高速で出ていた120分以上の案内通りだったが、全く渋滞に引っかからなかったのは精神衛生上正解だったのではないかと思う。
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