上北沢暗室雑記帳

写真に関するよしなしごとを

夕張

2008-08-18 23:41:45 | テツ
 今月初めの日曜に北海道東川で写真漬けになった話だけを先に書いたが、実は、盆休み前の忙しいときに、木・金と休みを取って3泊4日の北海道旅行だった。寝台特急に乗ったことがないかみさんのために、カシオペアや北斗星のツアーを申し込んでみたものの切符がとれず、往復飛行機。
 で、初日は昼過ぎに千歳着。レンタカーで夕張を目指しつつ、昼飯処を探すも、カーナビの言うとおり走っていたら、ぜんぜん飯屋のない道で、腹ぺこのまま夕張に着いてしまった。財政破綻した町の様子を単に見てみたいという全く迷惑な野次馬的動機で罰が当たったのかも知れない。訪れてみれば、道行く人の姿も少なくなく、北海道によくある田舎町の風情だった。

夕張駅。駅前広場がリゾートホテルの車寄せ。
新しい駅舎が意外だが、JR乗りつぶしに来たときの記憶はまるでなし。
それもそのはず、リゾート開発を機に移転したのだそうだ。


そういえば映画祭なんかもやっている(いた?)はず。
青梅の街みたいに、映画看板が。


閉鎖された公営?ライダーハウス脇の観光地図。
あちこち白く塗りつぶされた部分が気になる。
駅の移転も帰宅後この写真を見ていて気づいた。


 夕張は鉄道廃線跡の宝庫である。が、ろくに予習もせずに来てしまったので、二度もあった夕張駅の移転にすら気づかぬ始末。と言っても、思いのほか標高の高いこの町の周辺は、木々が生い茂る山が迫っていて、そう簡単に鉄道遺構が見つけられそうにも思えない。が、ひとつだけ気になるのは、本格的に乗りつぶしを始めた頃まで残っていた、三菱石炭鉱業大夕張鉄道線。かつての線路にほぼ併走する道路があるので適当に行ってみたら、それらしい帯状の空地や築堤、駅跡とおぼしき階段が見られ確信を持ち始めた頃、南大夕張駅跡に保存されている車両群がどーんと現れた。保存会が組織され、こつこつと維持管理がなされているらしい。ありがたいことに整備が終わった客車には自由に立ち入って見学できるようになっていた。プラットホームは端の方が崩れかかっているが、それがまたいい。が、その目と鼻の先まで、ダム建設の広報施設の駐車場として造成されてしまっているのが非常に目障り。






 ひもじい旅の幕開けとなったが、南大夕張駅跡に満足して夕張を後にし、初日7/31は札幌泊。

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