上北沢暗室雑記帳

写真に関するよしなしごとを

フィルム現像

2023年11月14日 21時35分27秒 | 放言

 何年も前に撮って現像していないフィルムが出て来て、どうして?とかこのブログに書いたのはいつのことだったか。さすがに7年物の現像液を使う勇気はなくて、新しいのをネットで買ってから、また1年たってしまった。。


 土日ずっと天気が悪い予報のおかげで、いつかそのうちと貯め込んでしまったことを片付けるモードに、ようやく頭が切り替わった。未現像はブローニー2本と35mm2本。中途半端。。。久しぶりなので慎重に、リールに巻きやすいブローニーから始めることにした。フィルムに折り皺を付けないように、とにかく優しく優しく巻き付けて首尾よく完了。


 保温のための20度の水を作ろうとして問題発生。2本の液温計の意見が違う。3度も違う。どちらを信じるか。。金属カバー付きの方が古くて、これが信用できなくなってむき出しの方を買ったはずなので、新しい方を信用してもいいのだが、手を水につけてみた感じと合わない。久しぶりだから肌感覚は信用できないか。TMYの現像時間はなぜか20度でも24度でも同じだったはずだから、そのどっちかならいいかなとデータを見たら、、、同じではなかった。当たり前か。何たる勘違い。でも差は45秒。うちにはもう他に温度計はないはずなので多数決は無理(一応、台所をあさってみたけど)。しかたないので、液温も現像時間も、適当に間をとることにした。今、写真をよく見たら、ガラスむき出しの方の液温計の端っこに、小さく青い線が!。壊れてるやん、これ!。


 現像は、始めてしまえば時間が決まっているのですぐ終わる。現像の合間に用意した定着液と停止液のどちらがどちらかかわからなくなってしまうミスもなく、7年物のドライウェルもきれいで、やると決めてから小一時間で1本終了。なんでこれしきが1年ほったらかしになるかなあ。


 上がったフィルムはちょっと濃い気もするが、それはまあよし。しかし茶色い。これもまあ許せるとして、リーダー紙の印字が写り込んでしまっている。長いことカメラに入れっぱなしにしている間にすっかりかぶってたのね。。もったいないことしたなあ。




 気を取り直して、35mm2本の方に。ダブルタンクしか持っていないので、リールに1本ずつ巻いてみようとしたものの、秒でパーフォレーションを折り曲げてしまって断念。慣れた背合わせ巻き付けに切り替える。一発でちゃんと巻けて一安心。ケントメア400だが、TMYと同じデータでそこそこちょうどよさげな濃度で上がった。何年振りかわからないが、現像3連ちゃんは特に難なく終了。風呂場に干したフィルムを見た息子の反応が面白かった。「風呂入りたいんだけど、これ何~?」って、そうか、小学生にはこれが何かわからないか。
 ともかく、残る課題は、このフィルムでプリントする日が来るのか否か。。。。

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