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朝の光(聖書の言葉)

アブラハム (創世記12-25章) 2020.9.8

アブラハム 2020.9.8





12.


(創世記12章)

アブラハムの旅立ち


(創世記12:1-3 口語訳)

「時に主はアブラムに言われた,
『あなたは国を出て,
親族に別れ,父の家を離れ,
わたしが示す地に行きなさい。
わたしはあなたを大いなる国民とし,
あなたを祝福し,
あなたの名を大きくしよう。
あなたは祝福の基となるであろう。
あなたを祝福する者をわたしは祝福し,
あなたをのろう者をわたしはのろう。
地のすべてのやからは,
あなたによって祝福される』」。


アブラハムの召命です。


創世記3:15の約束された救い主は,

アブラハムの子孫から出るというものです。


世界を受け継ぐのは,

信仰による正しい者です。


(ガラテヤ3:14口語訳)

「それは,アブラハムの受けた祝福が,
イエス・キリストにあって
異邦人に及ぶためであり,
約束された御霊を,
わたしたちが信仰によって
受けるためである。」



※ アブラハムの祝福は,

キリストにより,信仰によって,

約束の聖霊と共にわたしたちが受けます。



アブラハムの生涯は,

救いは信仰によるということを教えます。



(ヘブル11:8-10口語訳)
「信仰によって,アブラハムは,
受け継ぐべき地に出て行けとの
召しをこうむった時,
それに従い,
行く先を知らないで出て行った。
信仰によって,
他国にいるようにして約束の地に宿り,
同じ約束を継ぐイサク,ヤコブと共に,
幕屋に住んだ。
彼は,ゆるがぬ土台の上に建てられた都を,
待ち望んでいたのである。
その都をもくろみ,
また建てたのは,神である。」


「都を準備する」は,

神がこの約束を果たすために,

カナンの地よりも優れたもの,

天のエルサレムを準備します。




13.


ロトとの別れ


(創世記13:8,9口語訳)

「アブラムはロトに言った,
『わたしたちは身内の者です。
わたしとあなたの間にも,
わたしの牧者たちと
あなたの牧者たちの間にも
争いがないようにしましょう。
全地はあなたの前にあるではありませんか。
どうかわたしと別れてください。
あなたが左に行けば
わたしは右に行きます。
あなたが右に行けばわたしは
左に行きましょう』」。



(創世記13:12,13)

「アブラムはカナンの地に住んだが,
ロトは低地の町々に住み,
天幕をソドムに移した。
ソドムの人々はわるく,
主に対して,
はなはだしい罪びとであった。」




14.

ロトの救出


(創世記14:16口語訳)

「そして彼はすべての財産を取り返し,
また身内の者ロトとその財産
および女たちと民とを取り返した。」





メルキゼデクの祝福


(創世記14:17-20口語訳)

「アブラムがケダラオメルと
その連合の王たちを
撃ち破って帰った時,
ソドムの王はシャベの谷,
すなわち王の谷に出て彼を迎えた。
その時,サレムの王メルキゼデクは
パンとぶどう酒とを持ってきた。
彼はいと高き神の祭司である。
彼はアブラムを祝福して言った,
『願わくは天地の主なるいと高き神が,
アブラムを祝福されるように。
願わくはあなたの敵を
あなたの手に渡された。
いと高き神があがめられるように』。
アブラムは彼に
すべての物の十分の一を贈った。」


メルキゼデクは,

系図がない永遠の大祭司です。


キリストの型です。




15.


主と契約


(創世記15:5)

「そして,
彼を外に連れ出して仰せられた。
『さあ,天を見上げなさい。
星を数えることができるなら,
それを数えなさい。』
さらに仰せられた。
『あなたの子孫はこのようになる。』」


神とアブラハムとの約束(契約)です。

新約聖書では次のように言っています。


(ローマ4:18 口語訳)
「『わたしは,
あなたを立てて多くの国民の父とした』
と書いてあるとおりである。
彼はこの神,すなわち,死人を生かし,
無から有を呼び出される神を
信じたのである。
彼は望み得ないのに,
なおも望みつつ信じた。
そのために,
『あなたの子孫はこうなるであろう』と
言われているとおり,
多くの国民の父となったのである。」


(ヘブル11:12 口語訳)
「このようにして,
ひとりの死んだと同様な人から,
天の星のように,
海べの数えがたい砂のように,
おびただしい人が生れてきたのである。」




アブラハムの信仰


(創世記15:6口語訳)

「アブラムは主を信じた。
主はこれを彼の義と認められた。」


アブラハムは,

神を信じることによって義とされました。


(創世記15:5-7口語訳)
「そして主は彼を外に連れ出して言われた,
『天を仰いで,
星を数えることができるなら,
数えてみなさい』。
また彼に言われた,
『あなたの子孫は
あのようになるでしょう』。
アブラムは主を信じた。
主はこれを彼の義と認められた。
また主は彼に言われた,
『わたしはこの地をあなたに与えて,
これを継がせようと,
あなたをカルデヤのウルから
導き出した主です』」。




15.


契約の批准

(創世記15:9,10口語訳)

「主は彼に言われた,
『三歳の雌牛と,三歳の雌やぎと,
三歳の雄羊と,山ばとと,
家ばとのひなとを
わたしの所に連れてきなさい』。
彼はこれらをみな連れてきて,
二つに裂き,
裂いたものを互に向かい合わせて置いた。
ただし,鳥は裂かなかった。」


※ この動物はイエスの型です。


(創世記15:17,18口語訳)
「やがて日は入り,
暗やみになった時,煙の立つかまど,
炎の出るたいまつが,
裂いたものの間を通り過ぎた。
その日,
主はアブラムと契約を結んで言われた,
『わたしはこの地を
あなたの子孫に与える。
エジプトの川から,
かの大川ユフラテまで。』」



※「煙の立つかまど,炎の出るたいまつ」

は,父なる神を現わしています。

神の臨在であり,神の栄光です。




16.

ハガルの逃亡と出産


(創世記16:1,2口語訳)

「アブラムの妻サライは子を産まなかった。
彼女にひとりのつかえめがあった。
エジプトの女で名をハガルといった。
サライはアブラムに言った,
『主はわたしに子をお授けになりません。
どうぞ,
わたしのつかえめの所におはいりください。
彼女によってわたしは
子をもつことになるでしょう』。
アブラムはサライの言葉を聞きいれた。」



(創世記16:6-9口語訳)
「アブラムはサライに言った,
『あなたのつかえめは
あなたの手のうちにある。
あなたの好きなように彼女にしなさい』。
そしてサライが彼女を苦しめたので,
彼女はサライの顔を避けて逃げた。
主の使は荒野にある泉のほとり,
すなわちシュルの道にある泉のほとりで,
彼女に会い,
そして言った,
『サライのつかえめハガルよ,
あなたはどこからきたのですか,
またどこへ行くのですか』。
彼女は言った,
『わたしは女主人サライの顔を
避けて逃げているのです』。
主の使は彼女に言った,
『あなたは女主人のもとに帰って,
その手に身を任せなさい』」。




17.


契約と割礼

(創世記17:1,2口語訳)

「アブラムの九十九歳の時,
主はアブラムに現れて言われた,
『わたしは全能の神である。
あなたはわたしの前に歩み,
全き者であれ。
わたしはあなたと契約を結び,
大いにあなたの子孫を増すであろう』」。


(創世記17:9-11口語訳)
「神はまたアブラハムに言われた,
『あなたと後の子孫とは共に
代々わたしの契約を
守らなければならない。
あなたがたのうち
男子はみな割礼をうけなければならない。
これはわたしとあなたがた
及び後の子孫との間の
わたしの契約であって,
あなたがたの守るべきものである。
あなたがたは前の皮に割礼を
受けなければならない。
それがわたしとあなたがたとの間の
契約のしるしとなるであろう。」




18.


ソドムのためのとりなし


(創世記18:20口語訳)

「主はまた言われた,
『ソドムとゴモラの叫びは大きく,
またその罪は非常に重いので,』


(創世記18:32,33口語訳)

「アブラハムは言った,
『わが主よ,どうかお怒りにならぬよう。
わたしはいま一度申します,
もしそこに十人いたら』。
主は言われた,
『わたしはその十人のために
滅ぼさないであろう』。
主はアブラハムと語り終り,
去って行かれた。
アブラハムは自分の所に帰った。」




19.

ソドムの滅亡



(創世記19:17口語訳)

「彼らを外に連れ出した時
そのひとりは言った,
『のがれて,自分の命を救いなさい。
うしろをふりかえって見てはならない。
低地にはどこにも
立ち止まってはならない。
山にのがれなさい。
そうしなければ,あなたは滅びます』」。


ロトの妻

(創世記19:28口語訳)
「ソドムとゴモラの方,
および低地の全面をながめると,
その地の煙が,
かまどの煙のように立ちのぼっていた。」




ロトの娘たち


(創世記19:30-32口語訳)

「ロトはゾアルを出て上り,
ふたりの娘と共に山に住んだ。
ゾアルに住むのを恐れたからである。
彼はふたりの娘と共に,
ほら穴の中に住んだ。
時に姉が妹に言った,
『わたしたちの父は老い,
またこの地には世のならわしのように,
わたしたちの所に来る男はいません。
さあ,父に酒を飲ませ,
共に寝て,
父によって子を残しましょう』」。




20

ゲラルの滞在


(創世記20:1,2口語訳)

「アブラハムは
そこからネゲブの地に移って,
カデシとシュルの間に住んだ。
彼がゲラルにとどまっていた時,
アブラハムは妻サラのことを,
『これはわたしの妹です』と言ったので,
ゲラルの王アビメレクは,
人をつかわしてサラを召し入れた。」




21.


イサクの誕生


(創世記21:1,2口語訳)

「主は,さきに言われたようにサラを顧み,
告げられたようにサラに行われた。
サラはみごもり,
神がアブラハムに告げられた時になって,
年老いたアブラハムに男の子を産んだ。」


イサクはキリストの型です。




ハガルとイシュマエル


(創世記21:9,10口語訳)

「サラはエジプトの女
ハガルのアブラハムに産んだ子が,
自分の子イサクと遊ぶのを見て,
アブラハムに言った,
『このはしためとその子を
追い出してください。
このはしための子は
わたしの子イサクと共に,
世継となるべき者ではありません』」。




22.


アブラハムがイサクをささげる。


(創世記22:10-13)

「アブラハムは手を伸ばし,
刀を取って自分の子をほふろうとした。
そのとき,主の使いが天から彼を呼び,
『アブラハム。アブラハム。』
と仰せられた。
彼は答えた。『はい。ここにおります。』
御使いは仰せられた。
『あなたの手を,
その子に下してはならない。
その子に何もしてはならない。
今,わたしは,
あなたが神を恐れることがよくわかった。
あなたは,自分の子,
自分のひとり子さえ惜しまないで
わたしにささげた。』
アブラハムが目を上げて見ると,
見よ,角をやぶに引っかけている
一頭の雄羊がいた。
アブラハムは行って,その雄羊を取り,
それを自分の子の代わりに,
全焼のいけにえとしてささげた。」


この箇所は,

新約聖書では次のように言っています。


(ローマ9:7)
「アブラハムから出たからといって,
すべてが子どもなのではなく,
『イサクから出る者が
あなたの子孫と呼ばれる。』
のだからです。」


(ローマ4:21)
「神には約束されたことを成就する力が
あることを堅く信じました。」


アブラハムは,

神が代わりのいけにえを

備えてくださるか,

イサクを生き返らせてくださると

信じていました。


(ヘブル11:17-19)
「信仰によって,
アブラハムは,
試みられたときイサクをささげました。
彼は約束を与えられていましたが,
自分のただひとりの子をささげたのです。
神はアブラハムに対して,
『イサクから出る者が
あなたの子孫と呼ばれる。』
と言われたのですが,
彼は,神には人を死者の中から
よみがえらせることもできる,
と考えました。
それで彼は,
死者の中からイサクを取り戻したのです。
これは型です。」




23.


サラの死と埋葬


(創世記23:1,2口語訳)

「サラの一生は百二十七年であった。
これがサラの生きながらえた年である。
サラはカナンの地のキリアテ・アルバ
すなわちヘブロンで死んだ。
アブラハムは中にはいって
サラのために悲しみ泣いた。」




25.

アブラハムの死


(創世記25:7,8口語訳)

「アブラハムの生きながらえた年は
百七十五年である。
アブラハムは高齢に達し,
老人となり,
年が満ちて息絶え,
死んでその民に加えられた。」




この後,

イサク,ヤコブ,ヨセフの歴史が続き,

イスラエルの民は,エジプトに行きます。



2020-09-08

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