ヨハネの黙示録(5) 8ー11章
教会時代 解説
ヨハネの黙示録 8ー11章
10章では,この世(地上)では,
キリストが良い知らせ(福音)を
告げています。
11章では,
最後はキリストがこの世を
支配していることと
最後の審判を告げます。
○
黙示録8章 災いの到来
(黙示録8:6,13口語訳)
「また,わたしが見ていると,
一羽のわしが中空を飛び,
大きな声でこう言うのを聞いた,
『ああ,わざわいだ,わざわいだ,
地に住む人々は,わざわいだ。
なお三人の御使が
ラッパを
吹き鳴らそうとしている』」。
8章で,
再び災いが来ることの
幻があります。
○
黙示録9章 まことのさばき
(黙示録9:1-3口語訳)
「第五の御使が,
ラッパを吹き鳴らした。
するとわたしは,
一つの星が
天から地に落ちて来るのを見た。
この星に,
底知れぬ所の穴を開く
かぎが与えられた。
そして,
この底知れぬ所の穴が開かれた。
すると,
その穴から煙が
大きな炉の煙のように立ちのぼり,
その穴の煙で,
太陽も空気も暗くなった。
その煙の中から,
いなごが地上に出てきたが,
地のさそりが
持っているような力が,
彼らに与えられた。」
9章では,
終末に現れる患難では,
サタンがあらわれています。
○
黙示録10章 もはや時がない
(黙示10:1,2口語訳)
「わたしは,
もうひとりの強い御使が,
雲に包まれて,
天から降りて来るのを見た。
その頭に,にじをいただき,
その顔は太陽のようで,
その足は火の柱のようであった。
彼は,
開かれた小さな巻物を
手に持っていた。
そして,
右足を海の上に,
左足を地の上に踏みおろして,」
力強い天使が現れます。
キリストが,
「良い知らせ」を告げます。
(黙示録10:5-7口語訳)
「それから,
海と地の上に立っているのを
わたしが見たあの御使は,
天にむけて右手を上げ,
天とその中にあるもの,
地とその中にあるもの,
海とその中にあるものを造り,
世々限りなく生きておられるかたを
さして誓った,
『もう時がない。
第七の御使が吹き鳴らす
ラッパの音がする時には,
神がその僕,
預言者たちに
お告げになったとおり,
神の奥義は成就される。』」
○
黙示録11章 終末の到来の告知
(黙示録11:15-17口語訳)
「第七の御使が,
ラッパを吹き鳴らした。
すると,
大きな声々が天に起って言った,
『この世の国は,
われらの主と
そのキリストとの国となった。
主は世々限りなく
支配なさるであろう』。
そして,
神のみまえで座についている
二十四人の長老は,
ひれ伏し,
を拝して言った,
『今いまし,
昔いませる,
全能者にして主なる神よ。
大いなる御力をふるって
支配なさったことを,
感謝します。』」
「第七のみ使いが,
ラッパを吹き鳴らした」。
すると,
天国での礼拝が示されました。
この世は,キリストが支配し,
統治していることを示しています。
最後の審判が預言されます。
(ヨハネ黙示11:18)
あなたも怒りをあらわされました。
そして,
死人をさばき,
あなたの僕なる,
預言者,
聖徒,
小さき者も,
大いなる者も,
すべて御名をおそれる者たちに
報いを与え,
また、地を滅ぼす者どもを
滅ぼして下さる時がきました。」
2018-11-14