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朝の光(聖書の言葉)

2列王記  解説   2022.11.19

2列王記 2022.11.19


エリヤーヨシヤ




エリヤ,天に上げられる


(2列王2:1,2)

「主が嵐を起こして
エリヤを
天に上げられたときのことである。
エリヤはエリシャを連れて
ギルガルを出た。
エリヤはエリシャに,
『主はわたしを
ベテルにまでお遣わしになるが,
あなたはここに
とどまっていなさい』
と言った。
しかしエリシャは,
『主は生きておられ,
あなた御自身も生きておられます。
わたしはあなたを離れません』
と答えたので,
二人はベテルに下って行った。」


預言者エリヤが死に臨んで,

弟子のエリシャに語った言葉です。



(2列王 2:11,12)

「こうして,
彼らがなお進みながら
話していると,
なんと,
一台の火の戦車と火の馬とが現れ,
このふたりの間を分け隔て,
エリヤは,
たつまきに乗って
天へ上って行った。
エリシャはこれを見て,
『わが父。わが父。
イスラエルの戦車と騎兵たち』
と叫んでいたが,
彼はもう見えなかった。
そこで,彼は自分の着物をつかみ,
それを二つに引き裂いた。」



 ○



北イスラエル王国の滅亡


(2列王記17:21-23)

「主がイスラエルを
ダビデの家から
引き裂かれたとき,
彼らは
ネバテの子ヤロブアムを
王としたが,
ヤロブアムは,
イスラエルを
主に従わないようにしむけ,
彼らに大きな罪を犯させた。
イスラエルの人々は,
ヤロブアムの犯した
すべての罪に歩み,
それをやめなかったので,
ついに,主は,
そのしもべであるすべての預言者を
通して告げられたとおり,
イスラエルを
御前から取り除かれた。
こうして,
イスラエルは自分の土地から
アッシリヤへ引いて行かれた。
今日もそのままである。」



前721年,

北イスラエルは

アッシリヤ帝国によって滅びます。


北王国崩壊は世界征服の途上ないし,

完成の域にあるアッシリヤと,

それに対応出来なかった,

小国間での政治的必然でした。


だが,ソロモン以後分裂し,

すでに本来の正統的な流れから

逸脱してきたとはいえ,

崩壊が持つ意味は

全イスラエル人にとって,

特になお存続している

南王国にとって深刻でした。


対アッシリヤ政策では,

南北両王国のどちらが

正しかったのかは言いがたい。


しかし,

列王記は北王国崩壊の道筋を

極めて明快に記しています。


崩壊は北王国が

主に反逆したことが原因であり,

そのため

神が北王国を捨てられたと

断言しています。



 ○



ヨシヤ王の宗教改革


(2歴代 34:1-3)

「ヨシヤは八歳で王となり,
三十一年間
エルサレムで王位にあった。
彼は主の目にかなう
正しいことを行い,
父祖ダビデの道を歩み,
右にも左にもそれなかった。
その治世の第八年,
彼がまだ若かったときに,
父祖ダビデの神を
求めることを始め,
第十二年に聖なる高台,
アシェラ像,彫像,
鋳物の像を
取り除き,
ユダとエルサレムを清め始めた。」



(2列王記22:1,2)

「ヨシヤは八歳で王となり,
エルサレムで三十一年の間,
世を治めた。
母はボヅカテのアダヤの娘で,
名をエデダといった。
ヨシヤは主の目にかなう事を行い,
先祖ダビデの道に歩んで
右にも左にも曲らなかった。」


南ユダでは,ヨシヤ王が,

主の目にかなう歩みをして,

先祖ダビデの道から

それることがありませんでした。

(2列22:1,2)


彼がその治世の間に着手したことは,

当時の生活と宗教の改革でした。


その改革は,彼の治世の第18年に

主の宮の大祭司ヒルキヤによって

発見された「律法の書」のことばに

よってなされました。

(2列22:8,

2歴34:14‐15).



(2列王記22:8)

「その時大祭司ヒルキヤは
書記官シャパンに言った,
『わたしは主の宮で
律法の書を見つけました』。
そしてヒルキヤが
その書物をシャパンに渡したので,
彼はそれを読んだ。」


 ○


イスラエルの民は,

ソロモンの王の後は

北イスラエルと南ユダの

2つに分裂します。


そして,

北イスラエルはアッシリヤに,

南ユダは

バビロニヤに捕囚されます。


バビロニヤがペルシャに敗れ,

イスラエルの民は

カナンの地に帰還します。


この間は,

神は預言者を通して,

イスラエルの民を導きます。



2022-11-19

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