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朝の光(聖書の言葉)

エゼキエル書 解説   2018-08-26



エゼキエル書 解説


エゼキエル

 

預言者エゼキエルがこの書物の著者です。

(エゼキエル1:3)


エゼキエルはエレミヤとダニエルと

同年代に生きた預言者であり,

祭司でした。


エゼキエル書は

紀元前593-565年の間,

バビロン捕囚の期間に

書かれたと言われています。

 

 

エゼキエル記は

4つの部分に分ける事ができます。

 

1-24章には

エルサレムの破壊についての預言


25-32章には

近隣の国々に対する

神の裁きについての預言


33章には

イスラエルに対する悔い改めの促し


34-48章には

後のイスラエルの復興についての

預言が記録されています。

 

 

 

 

エゼキエルの召し

 

(エゼキエル1:1-3)


「第三十年の四月五日

のことである。

わたしはケバル川の河畔に

住んでいた捕囚の

人々の間にいたが,

そのとき天が開かれ,

わたしは神の顕現に接した。

それは,

ヨヤキン王が

捕囚となって第五年の,

その月の五日のことであった。

カルデアの地ケバル川の河畔で,

主の言葉が

祭司ブジの子エゼキエルに臨み,

また,

主の御手が彼の上に臨んだ。

 

 

(エゼキエル20:40)


「わたしの聖なる山,

イスラエルの高い山の上で,

・・神である主の御告げ。

・・その所で,

この地にいる

イスラエルの全家はみな,

わたしに仕えるからだ。

その所で,

わたしは彼らを喜んで受け入れ,

その所で,

あなたがたのすべての

聖なる物とともに,

あなたがたの奉納物と

最上のささげ物を求める。」

 


「恵みの高き嶺(ね)」 

(新聖歌505)(聖歌589) 

1.

恵みの高き嶺(ね)  

日々我が目当てに

祈りつ謳(うた)いつ  

我は登り行かん

(くり返し) 

光と  清きと  平和に満ちたる

恵みの高き嶺(ね)  

我に踏(ふ)ましめよ

 

2.

恐れのある地に  

などかは留(とど)まらん

疑惑の雲をば  

早く下に踏まん

(くり返し) 

 

3.

狭霧(さぎり)の彼方(かなた)に 

天津(あまつ)日輝く  

浮き世を後にし  

尚(なお)も登り行かん

(くり返し) 

 

4.

険(けわ)しき坂をも  

直(す)ぐなる岩をも

御(み)助けある身は  

遂に昇り切らん

(くり返し) 

 

 

 

良い羊飼い

 

(エゼキエル34:2-4)


「人の子よ。

イスラエルの牧者たちに向かって

預言せよ。

預言して,彼ら,牧者たちに言え。

神である主はこう仰せられる。

ああ。

自分を肥やしている

イスラエルの牧者たち。

牧者は羊を養わなければ

ならないのではないか。

あなたがたは脂肪を食べ,

羊の毛を身にまとい,

肥えた羊をほふるが,

羊を養わない。

弱った羊を強めず,

病気のものをいやさず,

傷ついたものを包まず,

迷い出たものを連れ戻さず,

失われたものを捜さず,

かえって力ずくと暴力で

彼らを支配した。」

 

イエスは次のように言いました。

 

(ヨハネ10:11)

 「わたしは,良い牧者です。

良い牧者は羊のために

いのちを捨てます。」


 ○


(エゼキエル34:11,12)


「まことに,

神である主はこう仰せられる。

見よ。

わたしは

自分でわたしの羊を捜し出し,

これの世話をする。

牧者が昼間,

散らされていた

自分の羊の中にいて,

その群れの世話をするように,

わたしはわたしの羊を,

雲と暗やみの日に散らされた

すべての所から救い出して,

世話をする。」

 

待望している救い主キリストを

牧者として描いています。

 

 

33-48章は,

エルサレム陥落後になされた

イスラエル回復の預言をします。


 

枯れた骨の幻

 

(エゼキエル37:5,6) 

口語訳


「主なる神は

これらの骨にこう言われる,

見よ,

わたしは

あなたがたのうちに

息を入れて,

あなたがたを生かす。

わたしは

あなたがたの上に筋を与え,

肉を生じさせ,皮でおおい,

あなたがたのうちに

息を与えて生かす。

そこであなたがたは

わたしが主であることを悟る」。

 

捕囚によって,

異邦人の中に散らされていた

イスラエルの民が帰ってきて,

もう一度

イスラエルの国を

復興するという幻です。

 

 

「きよい水」

 

(エゼキエル36:25)


「わたしがきよい水を

あなたがたの上に

振りかけるそのとき,

あなたがたは

すべての汚れからきよめられる。」

 

御霊の内住が与えられます。

 

「きよい水」とは,

主の霊を指しています。

 

この預言は,

第一に捕囚からの解放と

イスラエルの

地への帰還をあらわしています。

 

究極的には,

イエス・キリストの昇天の後の

聖霊の降臨を預言しています。

 

 

(ヘブル10:22)


「そのようなわけで,

私たちは,

心に血の注ぎを受けて

邪悪な良心をきよめられ,

からだをきよい水で

洗われたのですから,

全き信仰をもって,

真心から

神に近づこうではありませんか。」

 

☆彡

 

(エゼキエル36:25-27)


「わたしがきよい水を

あなたがたの上に

振りかけるそのとき,

あなたがたは

すべての汚れからきよめられる。

わたしはすべての偶像の汚れから

あなたがたをきよめ,

あなたがたに新しい心を与え,

あなたがたのうちに

新しい霊を授ける。

わたしはあなたがたのからだから

石の心を取り除き,

あなたがたに肉の心を与える。

わたしの霊を

あなたがたのうちに授け,

わたしのおきてに従って歩ませ,

わたしの定めを守り行なわせる。」

 

 

 

 

新しい神殿の幻

 

(エゼキエル47:1,2)


「彼は私を神殿の入口に

連れ戻した。

見ると,

水が神殿の敷居の下から

東のほうへと流れ出ていた。

神殿が東に向いていたからである。

その水は祭壇の南,

宮の右側の下から流れていた。

ついで,

彼は私を北の門から連れ出し,

外を回らせ,

東向きの外の門に行かせた。

見ると,

水は右側から流れ出ていた。」

 

エゼキエルに与えられた,

イスラエルの

回復についての幻です。

 

それは,神殿の幻でした。

 

神殿の回復はイエス御自身であり,

イエスを信じる者が神殿です。

 

そして,

いのちを与える川が神殿から,

すなわちイエスから,

また信じる者から,

流れ出るという幻です。

 

 

(ヨハネ2:19)


「イエスは彼らに答えて言われた。

『この神殿をこわしてみなさい。

わたしは,

三日でそれを建てよう。』」



(ヨハネ2:21)


「イエスはご自分のからだの

神殿のことを言われたのである。」

 

 

(ヨハネ7:38,39)


「『わたしを信じる者は、

聖書が言っているとおりに、

その人の心の奥底から、

生ける水の川が

流れ出るようになる。』

これは、イエスを信じる者が

後になってから受ける

御霊のことを言われたのである。

イエスはまだ栄光を

受けておられなかったので、

御霊はまだ注がれて

いなかったからである。」

 

 

(1コリント3:16)


「あなたがたは神の神殿であり,

神の御霊があなたがたに

宿っておられることを

知らないのですか。」

 

キリストの再臨後の

新天新地での神殿が,

黙示録に示されています。


 

(黙示21:22)


「私は,

この都の中に神殿を見なかった。

それは,万物の支配者である,

神であられる主と,

小羊とが都の神殿だからである。」

 

 

 

 


 2018-08-26



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