2024.10.20 ピリピ書
○
福音
(ピリピ1:3-6)新共同訳
「わたしは,
あなたがたのことを
思い起こす度に,
わたしの神に感謝し,
あなたがた一同のために祈る度に,
いつも喜びをもって祈っています。
それは,
あなたがたが
最初の日から今日まで,
福音にあずかっているからです。
あなたがたの中で
善い業を始められた方が,
キリスト・イエスの日までに,
その業を成し遂げてくださると,
わたしは確信しています。」
「福音」とは,
イエスご自身と
イエスの教えです。
「キリスト・イエスの日」とは,
キリストが再び来ることです。
○
福音にふさわしく生活する
(ピリピ1:27前)口語訳
「ただ,あなたがたは
キリストの福音に
ふさわしく生活しなさい。」
「福音にふさわしい生き方」
が勧められています。
☆彡
(ピリピ1:27-28)口語訳
「ただ,あなたがたは
キリストの福音に
ふさわしく生活しなさい。
そして,
わたしが行ってあなたがたに
会うにしても,
離れているにしても,
あなたがたが
一つの霊によって堅く立ち,
一つ心になって
福音の信仰のために
力を合わせて戦い,…」
○
互いに人を
すぐれた者と思いなさい
(ピリピ2:3)新共同訳
「何事でも自己中心や
虚栄からすることなく,
へりくだって,
互いに人を自分よりも
すぐれた者と思いなさい。」
使徒のパウロの言葉です。
虚栄からすることなく,
へりくだって,
互いに人を自分よりも
すぐれた者と思いなさい。」
使徒のパウロの言葉です。
私たちがヘリくだることを
イエス・キリストが
示してくださいました。
この手本を
イエス・キリストは
受肉と十字架で現わしました。
イエス・キリストは,
正しく裁く方である
父なる神に委ねました。
ここにイエス・キリストの
へりくだる姿があります。
☆彡
(ピリピ2:3-4)新共同訳
「何事も利己心や
虚栄心からするのではなく,
へりくだって,
互いに相手を
自分よりも優れた者と考え,
めいめい自分のことだけでなく,
他人のことにも
注意を払いなさい。」
○
うちに働く志
(ピリピ2:13,14)新共同訳
「あなたがたの内に働いて,
御心のままに望ませ,
行わせておられるのは
神であるからです。
何事も,
不平や理屈を言わずに
行いなさい。」
神は,
わたしたちの内に
望みを与えられます。
わたしたちの思想,
能力,意欲ではなく,
神がわたしたちのうちに
働いてくださいます。
☆彡
共に喜ぶ
(ピリピ2:12-16)新共同訳
「だから,わたしの愛する人たち,
いつも従順であったように,
わたしが共にいるときだけでなく,
いない今はなおさら従順でいて,
恐れおののきつつ自分の救いを
達成するように努めなさい。
あなたがたの内に働いて,
御心のままに望ませ,
行わせておられるのは
神であるからです。
何事も,
不平や理屈を言わずに行いなさい。
そうすれば,
とがめられるところのない
清い者となり,
よこしまな曲がった時代の中で,
非のうちどころのない
神の子として,
世にあって星のように輝き,
命の言葉をしっかり保つでしょう。
こうしてわたしは,
自分が走ったことが無駄でなく,
労苦したことも
無駄ではなかったと,
キリストの日に
誇ることができるでしょう。」
○
信仰による義
(ピリピ3:9 口語訳)
「律法による自分の義ではなく,
キリストを信じる信仰による義,
すなわち,
信仰に基く神からの義を受けて,
キリストのうちに
自分を見いだすように
なるためである。」
パウロは,
ピリピの手紙の前半に,
神学を宣べます。
イエス・キリストを
信じることによって
義とされるということです。
○
本国は天にあります
(ピリピ3:20前)新共同訳
「わたしたちの本国は
天にあります。」
わたしたちの本国は
天にあります。
わたしたちは,
天にある
神の共同体の市民になります。
(ピリピ3:20-21)新共同訳
「しかし,
わたしたちの本国は天にあります。
そこから主イエス・キリストが
救い主として来られるのを,
わたしたちは待っています。
キリストは,
万物を支配下に
置くことさえできる力によって,
わたしたちの卑しい体を,
御自分の栄光ある体と
同じ形に変えてくださるのです。」
○
祈りなさい
(ピリピ4:6)新共同訳
「どんなことでも,
思い煩うのはやめなさい。
何事につけ,
感謝を込めて
祈りと願いをささげ,
求めているものを
神に打ち明けなさい。」
祈りは,
恵みと真実をもって
招かれるまことの神に,
思いとことばによって近づき,
神といのちの交わりです。
祈りの中では,
賛美,感謝,告白,
願うことなどをします。
祈りは,
神との霊的な交わりであり,
また父なる神に対して
神を信じる者の語りかけです。
祈りの基礎は
キリストの贖いととりなしです。
ですから,
イエス・キリストの御名によって,
聖霊により祈ります。
わたしたちは,
神の御心を求めて,
信仰を持って
熱心に祈らなければなりません。
☆彡
(ピリピ4:6-8)新共同訳
「どんなことでも,
思い煩うのはやめなさい。
何事につけ,
感謝を込めて祈りと願いをささげ,
求めているものを神に打ち明けなさい。
そうすれば,
あらゆる人知を超える神の平和が,
あなたがたの心と考えとを
キリスト・イエスによって
守るでしょう。
終わりに,兄弟たち,
すべて真実なこと,
すべて気高いこと,
すべて正しいこと,
すべて清いこと,
すべて愛すべきこと,
すべて名誉なことを,
また,
徳や称賛に値することがあれば,
それを心に留めなさい。」
○
徳や称賛を心に留めなさい
(ピリピ4: 8)新共同訳
「終わりに,
兄弟たち,すべて真実なこと,
すべて気高いこと,
すべて正しいこと,
すべて清いこと,
すべて愛すべきこと,
すべて名誉なことを,
また,
徳や称賛に値することがあれば,
それを心に留めなさい。」
徳を心に留めなさい遠いいます。
後半は,実践的な勧めです。
まとめて次のように宣べます。
☆彡
(ピリピ4: 8-9)新共同訳
「終わりに,兄弟たち,
すべて真実なこと,
すべて気高いこと,
すべて正しいこと,
すべて清いこと,
すべて愛すべきこと,
すべて名誉なことを,
また,
徳や称賛に値することがあれば,
それを心に留めなさい。
わたしから学んだこと,
受けたこと,
わたしについて聞いたこと,
見たことを実行しなさい。
そうすれば,
平和の神は
あなたがたと共におられます。