この土曜日にボジョレー会という名目のお招きを受けた
と言っても、招いてくれたのは娘夫婦で
娘手作りの料理でボジョレーやその他もろもろのお酒を楽しんだ
でも・・呼び名はボジョレー会だったけれど・・
私の個展と、物書きの娘の夢がさらに前に進みそうなことを祝っての会
そしてただ祝うだけではなく、お酒がすすむうちに
楽しいことも・・シビアなことも
いろんなことを話した
たとえば・・
「お母さんは、もうこれで死んでもいいと思える作品を作れてる？」
という娘の問いに対して
「たぶん・・私は、これまでもこれからも、これで死んでもいいと思うような作品を作ることはないと思う。
私の根っこは・・ずっと存在が消えることが怖くて
死んでもいいとはどうしても思えないからこそ、つちびとを作っているのだから。
消えないために作っているのだから」
そんな会話までした
こんな会をするからと言って、
そして・・こんな対話を交わせるからと言って
ずっと順調な親子だったわけではなく
いやむしろ・・本当にいろいろあった親子だ
いろいろあって・・そして、これからもいろいろあるかもしれない親子だ
そんな二人のことを想って生まれたつちびとがある
『月白（つきしろ）』
娘の書いた本もある
でも・・生まれたつちびと『月白』が
置き方でいろんな表情を見せるように
親子も・・
月が・・欠けたり満ちたりするみたいに
変化することもあるのだと・・
自分の経験から思う
月白（つきしろ）とは
月が東の空に昇るの際に空がだんだん明るく白んでいく様子を指し、特に月見客が十五夜を待ち焦がれる思いを表現
とあった
私は・・娘が１７歳のころから
ずっと・・そんな時を待っていたのだと思う
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