迷いの多い人生だけど・・
不思議と自分の好きなものには 迷いも変化もない
流行なんて・・意に介しない
私が着ている変な洋服は
酷いのなら・・２０年以上前に買ったものもあるし
クタクタになっているけど・・相変わらずお気に入り
好きな絵とかも同様で・・・
ワイアートのコレクション展を拝見しても
どれも素敵な作品なのだろうと思うけど・・
磁石のようにひきつけられる作品ははっきりしていて
見事なほど・・だ
そして、困ったことに それ以外は関心をもてない
これは 作家にとって プラスでもありマイナスでもある
自分の世界観が はっきりしているのは良いことかもしれないが
進歩していくために 多くの良い物を取り入れようと思っても
好きなものが限られているから・・多くの他者のよさがわからない
つまり・・・惹かれるものしか興味を示せないということは
自分の作る世界を広げていくことも 変化させていく事も・・・困難だ
どんな有名な方の作品でも、素晴らしい技術の作品でも・・・
困ったことに、私にとっては存在しないのと同じで・・・
当然・・そこから学ぶ事を・・したいと思っても出来ない
これは・・たぶん・・大きなネックだ
でも・・・きっと・・・受け入れるしかない個性でもある
そんな私が 絵(スケッチ)を買った
正直言うと 買うなんていうには申し訳ないほどの価格で
だからこそ・・買えた・・のではあるが・・・
必要経費以外に・・お金を使うのは・・めずらしい
なぜ購入したかは・・いくつかの理由があるのだけど
結局は 勘だ
そして・・・玄関先に置いてみて
その勘が 間違っていなかった事を・・知る
日本画家 松江 英利さんの裸婦のスケッチ(クロッキー？)
私は・・この絵の中の女性が好きだ
たぶん・・姿、形から感じ取れる精神・・に惹かれるのだと思う
私の財政事情からとはいえ
きっと・・作家にとっては・・完成形ではないスケッチだけの購入で
こんなふうに言うのは 申し訳ないが・・・
我が家に 彼女がいてくれる事に
幸せを感じる
ドアを開けた向こうにいる
彼女のまなざしが ぶれることなく 何かに向けられていることに 安心する
我が家に 来てくれて
ありがとう・・・・
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