先日、切手を買いにバスに乗った時
途中のバス停で、手押し車を持ったお婆さんがバスに乗ってこられた
重そうに手押し車を自分で持ち上げようとしている
普段なら・・いい子ぶるわけではないが
近くに座っていた私は、お手伝いしようと席を立つだろう
でも・・ふと
距離を縮めてはいけないという考えが、頭の中で閃いた
結局・・私も周りの人も・・見て見ぬふりをした
こんな時だ
別の意味で、新型コロナを恐ろしいと思うときは
もちろん、２メートルの距離を保たねばならない理屈はわかる
恐いから・・それを私は必至で守ろうとしている
その一方で・・これでいいのかと思う
これは・・三密への方針への非難なんかじゃない
ただ・・ザワザワするのだ
今は・・そうすることが・・感染を防ぐということで
他者を思いやることでもあると・・
頭ではわかっている
この時期を我慢して・・また、時が過ぎれば
優先順位は変わってくれる
それもわかっている
だけど・・
なんだか・・お互い様というような他者を思いやる心からも
２メートル距離をとっているのではないか
でも・・だからと言って、今はどうしようもない
そのジレンマが・・つらい
私が愛守さんを作ったのも
それは大切な人とぎゅっとするという思いからだけではないのだと
ふと気づいた
知らない人への思いやりや、親切
具体的に手を差し伸べることを、みんなが今控えること
というか・・手を差し出すことを自分が怖いと思ってしまうこと
頭では理解していて実行しているのに
どこかがたまらなく痛い
多分・・それがあんな形を作らせたのかもしれない
可南つちびと展 「この世界に、たったひとつ」
５月２０日（水）～３１日（日）
AM11：00～PM6：00
ぎゃらりいホンダ
堺市中区深井沢町3134
ＴＥＬ 072-278-3381
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４月１２日 今日のひとひら
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