私は ひどい方向音痴です
店に入ってしまうと、今来た方角がどっちか分からなくなる(笑)
そんな私が、昨日は 大阪案内
先日東京を案内してくださったIさんを
以前から伺いたいと仰っていた『天音堂』と
書家であり友人でもある庄司さんが
ラッズギャラリーで開かれている二人展へ
無事大役を果たせるか不安だったのですが・・・
気持ちの良い方と一緒に 気持ちの良い方を訪ねるというのは
方向の神様まで味方してくれるのでしょうか・・・
ギャラリー部門の活動を辞められた天音堂さんに
二人で押しかけてもいいものかと躊躇する想いは あったのですが・・・
運良く 天音ちゃんのお母さんであり銅版画家でもある山口ヒロミさんの常設展がされていて
しかも近辺のギャラリーやショップ仲間とのスタンプラリーにも参加されていて
以前と変らぬ感じで展示を見てお話できたこと・・・
しあわせでした
そして、寒いなかラッズにいく一番手っ取り早いバス停まで 平明さんが案内してくださり
一路、ラッズギャラリーへ
Iさんが 庄司さんの展示会にいきたいと申し出てくださったのには
些か私も関係していて
京都のお蕎麦屋さん「澤正」で私が展示会をしていた時
それぞれ偶然その日に来て下さったお二人を
猫と言うキーワードだけを頼りに 御紹介して
それ以来お二人はご親交を深められ
時々、私の展示会でお会いになられるということがあり・・・
昨日に至りました
私と違って 猫を含めた御家族の事を第一にしている庄司さんは
自分の想いを全て書に賭ける事が出来にくい中
それでも 見つけた僅かな時間・・・彼女の想いやセンスを
『春夏秋冬』という字句に込めた
春夏秋冬・・・人は・・・猫は・・・そして生き物は
精一杯 命を燃やす
決して多いという作品数ではないけれど・・・
彼女のそんな想いが伝わってくる
それは お母様の短歌を 彼女が編集して一冊の本にされたものを拝見して
想いは 更に深まり・・・
短歌の言葉の中にも お母様の小さき命へのいとおしみ、慈しみが
キラキラと散りばめられ
このお母様だからこその庄司さんなのだなあと、ストンと収まる
短歌など全くわからぬ私が
涙がとまらない
老犬コッキー終の命の迫れるにボスたる役目果たさむと哭く
小雀をくわへて走る猫の上親雀は飛ぶなんどもなんども
(落合文枝さんの歌集より)
自分も含め全てのイノチタチに寄せる優しきまなざし
表現方法は違っても・・・私は、自分がつちびとに込める思いを
この短歌集の中にたくさん見つける
老いることのとまどい、いのちのいとおしさが
こんな僅かの言葉の中に 哀しいほど・・・一杯、しかも完結に込められている
そして、そんなお母様の想いを、短歌を本にするという事で 抱きしめられている庄司さん
伺えて・・・親娘2代の想いに
浸ることが出来て・・・よかった
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