命のかたち心のかたち つちびと 可南'Sギャラリー

2011年が2020年に


つちびと展のディスプレイを考える中で


通路に面したガラス越しの壁面に

これまでのワイアートで開いた企画展10年分のDMを貼ろうと閃いた



で‥手持ちのDMを探してみる


10年分の10枚のそれぞれのDM

9枚はあったけれど・・残念ながら2回目の2011年のDMだけが残っていない



最悪、打ち合わせの際ワイアートさんに残っていないかお尋ねしようと思ったが


たまたまその前日・・東京のつちびとファンの方から連絡を頂き


ダメもとで、2011年のDMを残しておられないかお尋ねしたところ・・




びっくりするぐらい早く反応していただき


2011年、私が送ったDMとワイアートさんが送ってくださったDMと

彼女がその個展に来られた時に持ち帰られたDMと


全てファイルに保存されていて・・全部で3枚お持ちだと答えて下さった



そればかりか・・翌日そのうちの1枚をすぐに送ってくださるとのこと

ありがたくて・・涙がでそうになった



私は・・自分のすべてをかけてつちびとを作り続けてきた


でも・・その熱量と同じだけの知名度を手に入れたわけではなく

作家として満たされた人生を送れているわけでもない


ある意味・・情けない人生なのかもしれない



だけど・・


わずかかもしれないけれど・・作家本人が無くしたものを


とても大切に10年以上守ってくださっている人がいた


そのことの、なにものにも代えられないありがたさ



多くを手に入れたわけではないけれど


私はこんな宝物を持っている



だから・・


いまがどんなに苦しくても・・頑張れる


そう思えた



私が持っていないDMがこれで間違いないかとの確認のため


彼女が送ってくださったDMの裏表






その時の個展のタイトル名は

「生きめやも」


堀辰雄さんの小説の中の一言を

かつて頻繁にお邪魔していた天音堂の山口平明さんがつぶやかれた言葉


そして・・東日本大震災から1か月と少し経った頃の私の想いも重ねたのだと・・



彼女が送ってくれたDMの写真を見て思い出した




震災もコロナも


それは人の力では贖えない出来事


それでも・・作家は・・無名有名を問わず



贖えないことを承知の上で・・向き合い


表現しようとする



そういう生き物なのだと

改めて思い知った




そして・・その幸せを味わった






★ 可南つちびと展のお知らせ


ご無理のない範囲で心にとめていただけたら嬉しいです


2020年10月27日(火)~11月7日(土)

AM11:00~PM7:00

(ただし日曜・祝日と最終日は 午後5時まで)

 11月2日(月曜)休廊



大阪市北区堂山町15-17ACT3-1F  ワイアートギャラリー

TEL 06-6311-5380  info@yart-gallery.co.jp

マスク着用、手のアルコール消毒にご協力を願います。
ご来廊の方が一時に4名様以上になりましたらギャラリーの正面外に設置しました椅子にて、お待ち願います。






もしDM送付をご希望くださる方は

kanansgallery@infoseek.jp まで

ご住所、お名前、DM希望と書いてご連絡くださいね





可南特設サイトは引き続き公開しています


ぎゃらりいホンダでの動画や展示したつちびと達はすべて特設サイトからご覧いただけます


引き続きつちびとのお問い合わせご購入も可能です


こちらから






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今日のひとひら

個展の準備でいっぱいいっぱいになってしまったので、

しばらく『今日のひとひら』お休みさせて頂きます。

ごめんなさい。






★つちびと写真絵本『泥の水へとかかる虹』をご希望くださる方は
  
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2019年の個展の会場風景は

こちらから

2018年のつちびと展の会場風景は

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コメント一覧

よっし~
10年の積み重ね
ひとつひとつが大切な思い出ですね。
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