昨日の続きです
アーティストトークの秋田住職との対談部分で
今もずっと宿題のように抱えている言葉があります
可南さんの作品も、ギャラリーに置くと應典院とはぜんぜん違うものになるだろうと思うんです
應典院での展示は・・これまでやろうとした方の中には場の持つ力に負けてしまう作品もあって
純粋に作品だけを評価しようと思ったらホワイトキューブのなんとかギャラリーでやった方がいいんでしょう
こういう意味のありまくる風景だと、ある意味表現と場所が葛藤するんですね
でも、可南さんの作品にとっては一番ふさわしい場所かもしれない
秋田住職のお言葉はとてもありがたいものでした
應典院は確かに私の持つ精神性にこの上ないほどピッタリの場所だったと思います
だけど後になってから思ったのです
私は・・どんなギャラリーでやった時も
ホワイトキューブのままにつちびとを展示したことはなかったなあと
それぞれの場所の個性はありますが・・
時を重ねれば重ねるほど・・その場を無理やりにでも意味のありまくる場所に変化させようとしてきたなあと
そして・・これまで、ぼんやりと行っていたそのことの意味が
應典院でつちびと展を開き、秋田住職のお言葉を頂いたことで
明確になりました
私は・・ギャラリーでも、飲食店でも、お寺でも・・
意味のある風景に変えたいと願っていたということに・・
そして・・それは祈りの場ということなのだなあと
つちびと達のいる場所は・・
手を合わせるしかしょうがないと私が感じるそんな場なのかもしれません
意識できたことで・・何がどう変わるのかはわからないけど・・
でも・・
そのことをしっかりと心にとめて
新しい年からは・・つちびとの空間を作っていけたらと思っています
★ぎゃらりいホンダでの来春のつちびと展の日程が決まりました！
３月１１日（土）～３月２４日（金）まで
１３日と２０日の月曜日は休廊となります
タイトル 可南つちびと展 『花を摘んで、永遠を探して』（仮題）
ぎゃらりいホンダ 堺市中区深井沢町3134 TEL：072-278-3381
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