命のかたち心のかたち つちびと 可南'Sギャラリー

一粒が一粒でない理由


3つ目のいのちの粒を作っている





昨日も、命の粒を作っていると、なぜか心地いいと書いた


それはそうなのだけれど


なぜ・・今回は、温守希望のたまご願いのたまご猫のように


ひとつで完成としないのか・・


5つでワンセットとするのか


お求め頂くには一つずつの方がお求めやすいのに・・



と・・自問している







そんなとき・・


ふとある言葉が浮かんだ



それは・・萩尾望都さんの漫画『訪問者』の中のセリフだ

もうずいぶん昔の漫画なので、ちゃんとは憶えていないのだけれど



子供が、父親に


「神様は、人間をどうしてこんな寂しいものにおつくりになったの?

一人では生きれないほどに」



それに対して・・父親が答える


「それは・・永遠であるしるしだよ」




いのちの粒が・・ひとつで完成ではない理由は・・それだ







本当に若いころ読んだこのセリフが泣きたいほど好きだった


それは・・安易な


だから人間は子孫を残そうとする・・ということではなく



そんな寂しいものだから・・自分だけでは生きられない

何かに出会おうとする







恋人であったり友人であったり・・ペットと呼ばれるものであったり


小説や歌や美術作品や・・



何かを求めて・・探して・・出会う



そういうことなのだと思う








いのちの粒が・・ひとつではないのはそういう理由だ



こう書いているだけで・・私はじゅうぶん泣ける



私も・・ありふれた日常の場面に・・


永遠であるしるしを・・探して探して


つちびとを作っているのだろう



たったひとつぶ・・


でも・・たった一粒で存在できるものなんてどこにもなくて



一粒の先にある・・そんなものを・・探しているのだ





 

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よっし~
一粒一粒が支え合っていくことが大切ですよね。
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