命のかたち心のかたち つちびと 可南'Sギャラリー

六花(ろっか)


六花と 何日か暮らして・・

初めは・・どうなる事かと思った


病院から 我が家に帰ってくる時

この仔は 慣らして里親を見つけるのは難しいかもしれないといわれ

家に閉じ込めておく事で・・最悪・・何も食べず飲まず・・死に至るかもしれない可能性もあり・・


最初の一晩は 正直・・すごーく怖かった

このまま家に留めてもいいかどうか・・死なないか・・・判断する事を・・私一人に委ねられた




この仔の命・・私の判断にかかっている

なんて・・重い責任



覚悟をもって・・受け入れた

よりによって雨の降る日・・元の野良になんかにかえすのは嫌だ


彼女は・・その私の覚悟を受け入れてくれた



ご飯を食べ・・トイレをして


次の日には・・甘えたように鳴いてもくれた




それでも・・・近づきすぎたり・・手の出し方が悪かったりすると


シャーというすごい顔をして・・噛み付こうとする

私も・・噛まれたくないから 怖くなって・・萎縮する

お互い・・ビビリながら・・それでも・・距離は縮んでいったのだろう・・



・・昨日の朝・・六花に話しかけた


怖かったら・・噛んでもいいよ

噛んでも・・大丈夫・・わたし平気だよ・・


恐る恐る・・六花が噛む・・


痛くない!

痛くないように噛んでくれている

泣けてきた・・・



その時から・・六花は・・余りシャーと言わなくなり

私も・・シャーが怖くなくなった




つくづく・・思う

猫という種族は・・いまや

たとえ野良でも・・怯えないでよければ・・本当は・・愛される事が心地いいのだ

ご飯や水だけが必要のでは・・ない


野良の親から生まれた六花は・・人に撫でられた記憶なんかないはずだ

なのに・・擦り寄ってきて・・のどをならし・・撫でられる事を乞い

ピタッとくっついて横になる





猫の遺伝子にそんな物が含まれているなら・・

そうでない野良たちを作ったのは・・人間たちだ



ひどい野良がいたとしたら・・そんなふうにしたのは人間たちだ



ひとくくりに・・家猫と違って野良ちゃんは・・とは言い切れない

それを・・六花は 教えてくれている


毎日毎日・・おしえてくれる


家猫と野良という別の種族がいるわけじゃない・・・

甘えた声で・・ピンと立てた尻尾で・・・

愛されるのが・・嫌いな猫なんて・・いないんだよと・・・



おしゃべりすぎるほど・・言ってくる











2011年 可南 個展の御案内
期間 4月27日(水)~5月15日(日) 定休日 月曜日
時間 AM11:00~PM7:00(日曜・祝日はPM5:00まで)
入場無料

可南・在廊日 4/27(水)・29(金祝)・5/1(日) 3(火祝)5(木祝)7(土)11(水)13(金)15(日)
場所 ワイアートギャラリー

〒530-0027 大阪市北区堂山町15-17ACT3-1F
TEL 06-6311-5380


案内状、ほんの少し残っています! 案内状御希望の方は御住所、氏名をお書きの上 メッセージボックスよりお知らせ下さい

*****
 

symbol3人気ブログランキングに参加していますsymbol3たった1匹の猫・・でも・・とても多くのことを教えてくれると思う可南へポチっと応援して頂けるとうれしいです(*^-^*)


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

よっし~
きっと、ほんの少しだけ見る方向を

変えるだけで、今まで見えてきたものが

がらっと違うものに見えてくるのですよね。

可南さんのやさしい気持ちが

六花ちゃんに伝わったように。
尚さん
六花ちゃんにとって、初めて触れた人間は河南さんですね。
そんな六花ちゃんは河南さんの優しさと温もりに触れて心を開いて、河南さんも恐れを捨てて心を開いて、信頼関係を築いていってるのですね。

河南さん、六花ちゃんの幸せの旅立ちが決まったら大泣きじゃないですか?

六花ちゃん、Cawaii!よ~。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ノンジャンル」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事