びっこをひきながら 母のところに行ってきた
大丸が終わったら
行かなくちゃ、行かなくちゃと ずっと思っていたけど
足 悪くしてしまったから 自粛していました
娘からも、今は余り動き回らない方がいいよと 心配してもらって
でも・・・行かなければという自分の気持ちが 限界に達していた
昔、猫を拾ったりすると
そんな経験のない人からよく言われたのは
「優しいねえ」という言葉
そんな時、必死に さからう
ちがうのだ・・・自分のために拾った
もし拾わなくて、その仔の死体を見つける羽目になったらと思うと
その時の自分の気持ちが耐えられない
自分を楽にする為・・・拾っただけ・・・
母のところに行くのも・・それと似ている
見捨てている自分が時々たまらなく、辛くなる
でも・・・出かけていって 母に会うと
もっと せつなくなるから・・・自然と足が向かなくて・・
行かなくても、辛い・・行っても、辛い・・・ジレンマをずっと抱えている
だけど・・・昨日・・・
少し、極意を、伝授されたかも・・・
母という事に囚われているから・・ちゃんと言葉が通じないのが辛い
私の名前を、覚えていないのがせつない
そして・・何もできてない自分が責められているような気になる
でも・・・わたし・・・家族の猫達と会話が成立しないからと辛がらない
違う次元で生きていることも認めた上で
お互いが 必要だ
人間には出来ないくせに、私は 猫になら 撫ぜたり抱きしめたりできる
彼等は 私の名前が何かなんて気にしちゃいないし
私も会話が通じないからといって・・・嘆かない
母のリュウマチで変形した手をさすりながら
そんなことを思った
肩を揉みながら
「お客さん、こってますね~」と 冗談めかして言うと
間髪いれず 笑ってくれた
その笑い声をきいて・・・
冗談・・通じるやん!・・・
時々、ちがう時代を彷徨うし 母の話してる事・・・わからないことだらけだけど
手をさすって 体温を感じれること・・・できる時間をもらえて・・よかった
しっかりしていた頃の母になら・・なんだか素直にそんなふうに出来なかったかもしれない
誤解されることを承知で 言えば
猫達に接するように・・母と接していこう
相手に何を求めるでもなく
私は、時々猫を抱きしめて言う
ありがとう・・・愛しているよ・・・
お願いだから・・・長生きしてね
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