久々に ゆっくりと 日曜の朝を過ごした。
時々見る『日曜美術館』を コーヒーを飲みながら見て・・・
今日は 与謝野蕪村だった。
最晩年に描かれた 冬の京都の街の風景
寒々しく しーんとした情景の中に
まばらに 淡くひかっている家の灯り
解説者の方が言ってらした「いじらしい日々の営み」と・・・
実は 私は時々ファミリーレストランに 一人で行く
昨日も 行った
そこには 縁もゆかりもないけれど いろんな家族が いてくれる
特別な日というには 気恥ずかしいほどのレストランだけど
やはり 家とは違う 控えめな高揚感
まさに・・・いじらしい日々の営みを見せてもらう事で
私も 少し 家族に包まれた気になる
淋しい風景の中に
それでも 一つ、二つと 蕪村が灯していった家の灯りは
おこがましくも 私がファミリーレストランに会いに行く
いじらしい家族の笑顔とだぶってくる
どこかに 存在するであろう 暖かい風景
思い描くだけで・・・
一人じゃないよ・・・と なんとなく 思える
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