命のかたち心のかたち つちびと 可南'Sギャラリー

不思議な反応

田口ランディさんの短編小説『幻桜』を読み、感動して作ったつちびとがある

應典院のつちびと展には久しぶりに彼らも展示した

私はタイトルを・・『いのちの消息』としている

 

すると・・何人かが・・そのつちびと達の前で止まり

何かを探すように目線をあげられる

 

『幻桜』のつちびと達がどこか同じ方向を見ているようで

どこを見ているのかと目線を走らせてしまうみたい

つちびとの彼らを見て・・それから彼らの見ている方向を探す

 

そんなことを繰り返す

 

そこで私は・・そんな方々に

これは田口ランディさんの『幻桜』という小説の中の登場人物を

勝手に想像してつちびとにしたものであることをお話しする

 

彼らは・・障がい者施設の利用者二人とヘルパーさん

実際に3人がそろって桜を見ることは叶わなかったが・・

あのとき・・みんなで幻の桜を見ていたという内容は

せつなく・・でもとても美しい

 

 

上に伸びるのが本来の植物なのなら

下に伸びる枝垂桜はある意味障がい者だということもできる・・

障がいって・・何なのだろうという想いもさりげなく書かれていた

 

僧侶や看護師さんなどが出入りする・・これまでのつちびと展とは異なった環境での個展だから

そんなテーマのつちびとも連れてきたのだけど

幻桜のお話をお伝えしてないのに・・幻の何かを探してくださる方がいたのが嬉しい

 

 

気づけば・・應典院でのつちびと展、あと3日となってしまいました

明日のアーティストトークはドキドキですが・・

作品説明とか作家活動とかの作家らしいお話ではないのでがっかりさせたら申し訳ないと思いつつ

自身の歪みと歪みゆえに作ることを選んだことなどお話しできたらと思います

そして・・ずっと抱えてきた問いを應典院の住職さんにお伺いできたらと思っています

 

また・・そのイベントに参加してくださる燈舎の佐々木さんに

無茶ぶりでアーティストトーク終了後、本堂に移動していただいて

何曲か歌っていただく予定です

不思議なイベントになりそうです

 

 

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可南つちびと展 in應典院 『いのちの数だけ』

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可南  kanansgallery@infoseek.jp


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