命のかたち心のかたち つちびと 可南'Sギャラリー

答え


アルが逝ってしまってから


私はずっとその出来事が・・腑に落ちる言葉を探していました


小説や唄や、ドラマのセリフ・・どんなものでもいいから


11月17日に起こった出来事の意味として ぴったりくる解答が欲しくて欲しくてたまりませんでした



それが、今日、ある方のある本を読んでいて


これだと感じました



みつけたその答えに涙があふれてきました


でも、何がしっくりきたのか、心の動きをどう言葉にしていいのかとても難しいです





繰り返しになりますが

アルが、逝ってから、私は虚しさを抱えて生きてきました


逝ってしまったことを、どんなふうに受け止めて良いのかわかりませんでした


虚しさゆえに、個展を開こうとか何かを始めようとする気力も湧きませんでした




でも・・今日、ふと思ったのです



アルのことがあって私の心の中には特別な空席ができてしまって


それを受けとめきれず、気力もなくなっていたけど・・・


でも・・それは違う



たとえ望んだことではないとしても


アルが・・私に空席を与え

その空席は今までの喪失とは別の形でやって来て、時が解決してくれそうもないからこそ


私は死ぬまで欠けたままの自分を感じ続ける


その空席がずっとあるからこそ



誰かの心に巣食う空席や虚しさをずっと本気で感じる










アルにしてやりたくてももうできないことを


その空席を抱える誰かにしたい





アルの不在を感じ続ける限り・・逆にその空席がアルがちゃんといたことを証明してくれる


アルは、私の中に、永遠の居場所を作ったのかもしれません






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