日曜美術館を見ていて・・おもしろいなあと思った
ギリシャ彫刻は 初め・・直立不動の人間の体を表現する為に・・つくられた
体の形や筋肉のの美しさが・・メイン
その後・・進化の過程で 動きに注目して・・動きのある人体へと移行した
そして・・次に注目したのが心の動き・・・
心の動きの感じられる表情のある彫刻へと移っていった
ギリシャ彫刻の経過は
筋肉→動き→こころ
その話を聞いて・・
私とはまったく逆だと思った
私がつちびとを作り始めたのは
心を表現したかったからだ
持て余す自身のこころを・・なんとかしたかったからだ
・・作り続けて
心を表現する為に・・・おのずと 体の動きも必要になり・・
焼き物という枠の中で・・できる範囲の動きも取り入れたいと苦労している
そして・・・今一番自分に 足らないと思うことは
人間を表現する為の基礎
人体や筋肉そのもの・・・を ちゃんとわかっていない
私の進化の過程は・・
こころ→動き→筋肉 となるのだろうか？
ギリシャ彫刻と まったく逆だ
でも・・・これも・・・両刃の剣で
筋肉や人体そのものに囚われたら
自由奔放なのびのびした造形が出来なくなるかもしれない
・・な～んてね
出来ない事への言い訳だろうか・・・
今・・私は・・・模索の時だ
それは・・表現の為の模索だけではない
昨日も娘と一緒に グリーフワークのセミナーに行ってきた
生きることへの模索だ
求めている物を明確に言い表す事が出来ないが
確かに わたしは 何かを切実に求めている
知りたいと思っている
誰かの話を聞き・・体験を聞き・・・
他の方が 生きること、死ぬ事に・・どう向かい合っているのか
私は・・どう向かい合ったらいいのか・・・
私にとってそれは・・・とても大切なことだ
何より・・・大切なことかもしれない
それを積み重ねた上で・・・つちびとが生まれたとしたら・・・
同じようなつちびとを作ったとしても
たぶん・・違ってくるのではないだろうか
ひとは どう生きるのか
そして・・・死ぬのか
ずっと・・・そのことを 追いかけて
見つめて・・・
それを・・表現する為に
たぶん・・・私は・・・生まれた
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