昨日、娘と電話中に着信の知らせが入って
スマホにかえてから、かかってくる番号が誰のものかわからない設定なので
1度目は、そのまま娘との会話を続けていたのだけれど
もう一度同じ番号からの着信が入ったので
娘との電話を切って、その番号にかけ直した
掛け直した途端・・スマホから、心地よい声が聞こえてくる
かつて、アクセサリーを取り扱って頂いていた菜の花さんからのお電話だった
もう、お取引はなくなっているし、
『カフェギャラリー菜の花』そのものももうずいぶん前に閉じられている
だけど・・私は彼女が今も大好きだから
個展のDMは、いつもごきげん伺いのつもりで送る
そして、そのたび・・菜の花さんはお電話を下さる
その瞬間だけの・・やり取りだけど
心が温かくなる
宝物のような会話を交わせる
個展が1年も開いてしまった理由としてアルの旅立ちを伝えた
そんな話の流れで・・
菜の花さんが、ご自身の電話の待ち受けは、今も・・
かつて・・毎日のように通ってきた外の猫ちゃんの写真だと話してくださった
もう何年も前のブログに彼女とその猫のいきさつは何度か書いたことがあるが
もう・・数年以上昔の話
なのに・・待ちうけが今もその子の写真だと聞いて内心驚いていたら
「だって、これまでの人生・・あの子が居なかったらあんな花のこぼれるような毎日は経験できなかった」
と菜の花さんがおっしゃった時
なぜか・・泣きそうになった
外で暮らして・・菜の花さんを始めいろんなおうちに可愛がっていただいていた仔だとは
知っていたが・・
ある時からぷっつりと姿を見せなくなったその仔だっただけに
救われたような気になった
見たこともないその写真の猫のまわりが光ってるように思えた
その仔の命が、ちゃんと報われているような気がした
「どんな小さな命でも、何の影響も与えない命なんてない・・そう思いたいんですよね私は」
そう言う私に・・また春のような温かいお声が帰ってくる
菜の花さんにお会いしたのは、これまででたった2回
電話越しのお声を聴いたのだって1年以上前だ
だけど・・人と人とのつながりは
利害でも、付き合いの長さや多さでもないのだなあと思う
そう思える出会いを・・ときどき私はさせてもらえてきた
つちびとを作ってきたからもらえたもの
生活は決して豊かではないが・・
なにものにも代えがたい財産が、私にはあるのだなあと思い出せた
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★ 秋の個展のお知らせ ★
可南つちびと展 「祈りにも似て」
会期:2019年11月12日(火)~11月23日(土祝)
開場時間 11時~19時 (日曜と祝日は11時~17時 月曜は休み)
今回は最終日が11月23日土曜日となっておりますので、ご注意ください
場所:ワイアートギャラリー 大阪市北区堂山町15-17ACT3-1F
TEL 06-6311-5380 info@yart-gallery.co.jp
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ワイアートの個展のDM、20日の日曜日に投函を予定しています
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