"Competitor Running"誌からの転載です。
吾輩が見る限り、坐骨神経痛以外に椎間板ヘルニアも疑いたくなりますけど。
それと、坐骨神経痛は神経の炎症じゃなく、
(a)梨状筋が坐骨神経を挟み込むこと
(b)椎間板ヘルニア等により、坐骨神経の付け根が圧迫されること
が原因の一つに考えられます。
(a)だと、梨状筋に対する鍼治療(=梨状筋の筋緊張緩和を主眼とします)も有効です。
とにかく、痛みを覚える間はトレーニングは中止するのが賢明ですね。
焦らない、焦らない。
Q&A:故障中のトレーニングについて
by Mario Fraioli, Nov. 22, 2013
問:
私は数週間前から、ハーフマラソンを目標としてランニングを始めたばかりです。2週間前、ランニング中に腰部に痛みを覚え、その痛みは左下肢に拡がりました。脚が上がらなくなったので、ほうほうの体で帰宅しました。これ迄にカイロプラクターを3回受診しました。少しは症状が改善したみたいです。カイロプラクターに何時トレーニングを再開出来るか質問すると、「身体と相談して決定したらいい」と回答されました。このような私に、トレーニングについてアドバイスをお願いします。
答:
私の答も、カイロプラクターのものと対して変わりありません。故障の有無に関わらず、身体が発する兆候に注意するのはランナーとして出来る最良の事です。あなたが出来る唯一の事は、痛みの程度を把握する事です。痛みを感じる間は、トレーニングは中止すべきです。痛みが下肢に拡がってランニング出来ないのであれば、出来る範囲内で他の有酸素運動に取り組むのをお薦めします。
文面から判断する限り、坐骨神経痛を発症したと思われます。坐骨神経痛とは、腰部から爪先に向かって走向する坐骨神経の炎症です。臀部に痛みを覚え、治療しなければ長期に渡りランニングが出来ない状態が継続します。カイロプラクターの治療を受けたのは賢明な判断です。そしてその結果として症状が快方に向かっているのであれば、レース迄その治療を継続するのが適切です。デスクワークが主であれば、1時間に1回(数分間)は立ち上がって歩き、腰部の筋肉をほぐしましょう。また、フォームローラー等で腰部~脚部の筋肉を揺らしてほぐすのも有効です。可能であれば、ディープティシュー・マッサージやアクティブリリース法といった、柔組織に働きかける治療を受けるのもいいでしょう。
トレーニングに関して言えば、痛みを覚えるか否かをトレーニング再開の基準としましょう。ランニング時に痛みを覚えるのであれば、直ちに中止すべきです。ただ、水泳/水中ウォーキング/自転車等が出来るのであれば、それらを積極的に実践しましょう。これらの種目を行う際には、出来る限りランニングの際と同じ時間/強度で行います。トレーニング強度を管理する目的で、心拍計を利用するのも一つの手です。但し、ランニング時に比べ数拍/分は低くなる点に留意します。故障中に行う他種目のクロストレーニングに関する例とアドバイスについては、別稿(訳者注:別途日本語化して掲載します)を参照して下さい。
最後に、決して焦らないように。これ迄の練習は無駄にはなりません。トレーニング、治療、そして自分自身を信じることです。
吾輩が見る限り、坐骨神経痛以外に椎間板ヘルニアも疑いたくなりますけど。
それと、坐骨神経痛は神経の炎症じゃなく、
(a)梨状筋が坐骨神経を挟み込むこと
(b)椎間板ヘルニア等により、坐骨神経の付け根が圧迫されること
が原因の一つに考えられます。
(a)だと、梨状筋に対する鍼治療(=梨状筋の筋緊張緩和を主眼とします)も有効です。
とにかく、痛みを覚える間はトレーニングは中止するのが賢明ですね。
焦らない、焦らない。
Q&A:故障中のトレーニングについて
by Mario Fraioli, Nov. 22, 2013
問:
私は数週間前から、ハーフマラソンを目標としてランニングを始めたばかりです。2週間前、ランニング中に腰部に痛みを覚え、その痛みは左下肢に拡がりました。脚が上がらなくなったので、ほうほうの体で帰宅しました。これ迄にカイロプラクターを3回受診しました。少しは症状が改善したみたいです。カイロプラクターに何時トレーニングを再開出来るか質問すると、「身体と相談して決定したらいい」と回答されました。このような私に、トレーニングについてアドバイスをお願いします。
答:
私の答も、カイロプラクターのものと対して変わりありません。故障の有無に関わらず、身体が発する兆候に注意するのはランナーとして出来る最良の事です。あなたが出来る唯一の事は、痛みの程度を把握する事です。痛みを感じる間は、トレーニングは中止すべきです。痛みが下肢に拡がってランニング出来ないのであれば、出来る範囲内で他の有酸素運動に取り組むのをお薦めします。
文面から判断する限り、坐骨神経痛を発症したと思われます。坐骨神経痛とは、腰部から爪先に向かって走向する坐骨神経の炎症です。臀部に痛みを覚え、治療しなければ長期に渡りランニングが出来ない状態が継続します。カイロプラクターの治療を受けたのは賢明な判断です。そしてその結果として症状が快方に向かっているのであれば、レース迄その治療を継続するのが適切です。デスクワークが主であれば、1時間に1回(数分間)は立ち上がって歩き、腰部の筋肉をほぐしましょう。また、フォームローラー等で腰部~脚部の筋肉を揺らしてほぐすのも有効です。可能であれば、ディープティシュー・マッサージやアクティブリリース法といった、柔組織に働きかける治療を受けるのもいいでしょう。
トレーニングに関して言えば、痛みを覚えるか否かをトレーニング再開の基準としましょう。ランニング時に痛みを覚えるのであれば、直ちに中止すべきです。ただ、水泳/水中ウォーキング/自転車等が出来るのであれば、それらを積極的に実践しましょう。これらの種目を行う際には、出来る限りランニングの際と同じ時間/強度で行います。トレーニング強度を管理する目的で、心拍計を利用するのも一つの手です。但し、ランニング時に比べ数拍/分は低くなる点に留意します。故障中に行う他種目のクロストレーニングに関する例とアドバイスについては、別稿(訳者注:別途日本語化して掲載します)を参照して下さい。
最後に、決して焦らないように。これ迄の練習は無駄にはなりません。トレーニング、治療、そして自分自身を信じることです。
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