
映画「それでもボクはやってない」(周防正行監督)のテーマとなった事件で加害者とされた(注:2審で無罪確定)男性とその妻が書かれた手記です。
読んでいて空恐ろしくなりました。
痴漢と訴えられると、逮捕~起訴迄の約3ヶ月間は拘束され、仕事は退職を余儀なくされ、本人にも家族にも過大な負担がかかります。
しかも、裁判で闘ったところで有罪判決が下される確率が約96%なので、殆ど希望は持てません。
このようなメリット/デメリットを天秤にかけると、たとえ無実であっても、さっさと罪を認めたことにして示談→不起訴とした方が損得勘定で言えば「得」と判断するのも間違いではないのかな…と思います。
ま、それを狙った美人局まがいの連中もいると聞きますが。
電車通勤されている方、御一読をお薦めします。
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