かのんタイム

私、“かのん”が自分でいられる時間を「かのんタイム」と呼んでいます。あなたも自分の時間を大切にできますように。

かのんを救う趣味

2024-03-14 11:19:00 | 日記
小学5年生や中学2年生の時にハマった趣味は大人になってまた再熱することがあるらしい。
かのんは現在入院生活中ではあるが、この頃の趣味に大変助けられている。その趣味とは『音楽鑑賞』である。
かのんが小学5年生の頃や中学2年生の頃は趣味と言えば音楽鑑賞だった。
聴くだけでなく、歌ったり、時には踊ったりして楽しんだものだ。

その趣味がまさに今、再発している。残念ながら、かのんは今、4人部屋なので、歌ったり踊ったりはさすがに出来ないが、口パクで歌ったり、歩いたりはできる。そうすることで気持ちが何となく上がったりするものだ。

今まさに小学生、中学生だという方は自分の趣味と言えるものをお持ちだろうか?
勉強だって映画だって野球だってなんだっていいと、かのんは思う。今は「嫌だなぁ」と渋々やっていることも後々趣味になることだってある。

無趣味なんだけど…という方もいるかもしれない。でも、『趣味』と書いて『推し』はすぐ来るかもしれない。そう思うだけでも、かのんはいいと思う。

かのんは趣味は時に人を救うと思う。
大人から他人からみて『えー』と言われる事でもいい。なんでもいいから熱中してみてほしい。

心がどん底に落ちたかのんが今、趣味で楽しむまでに回復してきた。
辛い時ほど趣味を楽しもう!

ドゲトゲ言葉とまあるい言葉

2024-03-11 20:11:00 | 日記
かのん夫婦2人に共通して腹が立つ事があった。
明らかに相手が悪いのに謝罪の一言もなく、滅多に怒らない、かのん夫婦でさえも帰りの車の中で大激怒だった。
しかも、かのんはそのために今回の入院生活初めての外出届けを出しており、ただでさえ外の世界にのまれて辛いのに、そのような対応をされて更に頭が熱くなって疲れきってしまった。
プンプンプンプンプンプン。
病院に着いたあとOTがあったが全く集中出来ない。
どうしても誰かに話を聞いてもらいたかったので、看護師さんに依頼して話を聞いてもらった。
看護師さんはとても熱心にかのんの話を聴いてくださり、だいぶ、かのんはスッキリした。

その後、かのんの様子がおかしい事に気づいた仲の良いお年を召した入院患者の方が「どうしたの?」と話を聴いてくださった。
かのんが一通り話すと、その方は『ご主人も、かのんちゃんもよく耐えたね。うちの主人なら手が出てたよ』と話してくださった。
そして、『ひとしきり話した、かのんちゃんの心がまあるくなったよ』と言われた。

人の心は怒りに満ちていると本当にドゲトゲしているらしい。それが人に話すことによってトゲが抜け、また元通りのまあるい心になるそうだ。

かのんは、なるほどなぁ。いい話だなぁと思った。

人の言葉は相手の心をトゲトゲにもまあるくにもする。だから言葉は時に恐ろしく、時に優しい。

かのんも人の心をまあるくする言葉を使い続けたいと思った。

『犯人』は?

2024-03-10 12:30:00 | 日記
かのんが入院生活を送っている病棟には男女兼用のトイレかいくつかある。その1つのトイレの前で「ねえねぇねぇ!」と興奮気味に、かのんを呼ぶ声が聞こえた。
声の主は、かのんの親と同世代位のお年を召した入院患者さんだった。
かのんが「どうしたんですか?」と聞き返すと、「ハートよ!ハートになってるの!」と言われた。
よくよく話を聞くと、『トイレットペーパーがハートに折られていて感動した!』という話だった。
かのんの親と同世代の患者さんはトイレットペーパーを『三角折り』まではするそうだが、とある患者さん(かのんは犯人と呼んでいる)は『ハート折り』をしているそうだ。お年を召した入院患者さんはハート折りを初めて見たそうで、大変興奮して、喜んでおられた。
その後、「これどうやって折るんだろう?」という話になり、かのんもわからなかったので、かのんのスマホで動画を流すことになった。
「はー!」「あー!」「こうなっているのね!」様々な感想を言いながら、動画を見て紙を使って折っていく患者さん。完成した時には拍手喝采だった!

かのんはまだ、ハート折りに出会った事がない。『犯人』もまだわからない。でも、このままでいいと思う。

その方がほっこりするし、七不思議も解決したら面白くはないのだから。

いつかは、かのんも大谷さんも。

2024-03-06 17:07:00 | 日記
最近のニュースはメジャーリーガー大谷翔平さんの結婚で、もちきりだ。
実は、かのん、このことに大変感謝している。
入院生活の中ではどうしても心が塞ぎ込んでしまう場面が多い。そんな状態で暗いニュースばかりを見ていたらどうだろう…?
聞いているだけでも嫌になってくる。

実際、かのんは今、歌手が歌っている音楽が聞けない状態だ。決して、歌詞の内容が嫌な訳では無い。人の声が全部自分に言われている『幻聴』に聞こえるのだ。
かのんの周りでもこのような人は多い。『調子悪い人あるある』なのであろう。

かのんが、いる病棟では、散歩しまくる人、部屋で休んでいる人、みんなで見るテレビを独占している人、看護師にひたすら訴えている人、…本当に色々な人がいる。
だけどもみんな調子が悪いから集まっているわけで、みんな似た者同士なのだ。

かのんもいつ退院かまだわからない。だけど、前よりも自分のことがわかった気がする。それだけでも、この入院生活は悪いものでは無いと思う。かのんは、一生入院生活では無い。それは保証出来る。

まだ、時間はかかるけど、元の職場に戻ってバリバリ仕事をしたい。

その頃には大谷翔平さんのお相手も明らかになっているだろうか?
そこも楽しみである。

限界に達した30代

2024-03-02 16:55:00 | 日記
「突破ー!」
かのんと同じ出身地のお笑い芸能人司会者がクイズの正解をたたき出した人に声をあらげてそう言っている。

そんな、かのんは今日、クイズに答えていないのに限界を「突破」したようだ。
涙が次から次に溢れて止まらなくなってしまった。鼻をスンスン半分泣きながら昼食を食べた。
家にいた頃は気を張っていたのだろうか。全く泣けなかった。

午前中、感動的な映画を見る機会があり、それが開きそうで開かなかった涙腺を開かせたのであろう。全く感動的な場面でもないときに、ポロポロと泣き出してしまった。
上映終了後、やっとの思いで部屋に入り、思いっきり泣けると思いきや、かのんは4人部屋の住人であった。カーテンを閉めて、声をし押し殺して泣く他になかった。
...少し落ち着いた頃、看護スタッフに「涙が止まりません。」と報告をした。看護スタッフから「あとでお話を聞きに伺います」と言われたが、当てにならない。聞きに来てくれた時はもう、なんで泣いていたのか忘れているような時間だった。

それでも、話を聞いてくださったことはとても嬉しかった。
泣いている時は「自分はなんのために生きているんだ?!」と自暴自棄になっていた。
そんな気持ちを自分自身で押し殺し、平然とやり過ごすのはとてもキツいことである。しかし、かのんはそれをやってみせた。
無理してるからか、まだ、歩くとフラフラする。
無理してるから、また、夜泣きじゃくるかもしれない。

それでも、きっと大丈夫なのだろう。
限界「突破」は「正解」なのだから。